第二十二話 喧嘩上等 訓練場にて、
どうも、Mocha時雨です。
情報屋にならないって?すいませんまだかなり先になるかもです。本当に申し訳ない。
では、ごゆっくーりー
俺とフィルナは学校の掲示板から一番近い訓練場に行くことにした。学生たちは今日、休日だからあまり人がいないかなと思ってたんだけど、どの訓練場からも多くの魔力の流れを感じた。国最大の学校だけはあるな。みんな真面目。
もう時期夜ご飯の時間だから、軽く訓練場に行き久しぶりのトレーニングをしたら戻る予定だ。どの訓練場も体育館ぐらい広いらしいから多少、無茶なトレーニングもできそうだけどな。
さて、ここだな。俺たちは近い訓練場についたが、そこは黒の制服が使うことが許される訓練場らしい。だから、ここには黒以外誰もいない。その黒の中に銀色のバッチをつけている生徒が5名、生徒会かな?っと思ってたらノアを見つけた。ノアはデュアルスペルの練習をしているらしい。イメージをしないとなかなか出来る芸当ではない。俺はトリプルスペルまでならなんとか出来るがクアッドスペルはもう少し練習しないとできそうにない。
せっかくノアに会えたし、挨拶でもしてくか。
「バスタ、ノアいるけど受かった報告しに行こうよ。」
フィルナからそんなことを口にするとは、フィルナもノアのことが気に入ってるのかな?
「勿論だ、おーい、ノア。昨日ぶりだな。」
俺がノアを呼ぶとそれに気づいたノアがこっちを見つけ笑顔でこっちに走ってくる。練習中の周りの生徒がこっちを凝視する。
「バスタにフィルナじゃないか。もう君とかちゃんは抜きにするね。私だけ不公平だから。それでその制服を着てるってことは受かったんだね。貴族以外はなかなか受かりづらいんだけど、合格おめでとう。」
「あれぐらいどうってことはない。一応試験官に勝ったんだからな。」
「むしろ、弱かった。」
先生には悪いが率直な感想を言った。
「それはすごいね。私は先生に圧倒されて何もできなかったから、二人は一年生の中だったら黒服は確実だね。」
と俺たちの頭を優しい手つきで撫でてくれた。
周りの生徒がギョッとする。すると黒服の一人がこっちに歩いてきた。
「お話の途中申し訳ありません、ノア様。失礼ながらこの二人との関係をお聞かせ願いたいのですが?」
ほんと、ありえないぐらいの敬語で気持ち悪いのだが、黒服似合うイケメン君。
「イクスくん。この二人は昨日、試験希望の登録をしていた、二人だ。バスタ君とフィルナちゃんだ。貴族じゃないのに受かったんだって。あ、なるほど、イクス君が気にしてるのはもしかしてノアって呼んでいることかな?」
100%そうだろうな。だって銀色のバッチを付けてるイクスってやつがバッチの無いノアのことを様付けで呼んでたぐらいだからな。
「はい、そのことについてです。平民の分際でノア様に対して無礼ではと。」
おいなんだこいつ、口悪いな。まず魔法が少し強いぐらいで調子にのるなよ。俺の全魔力を込めたウォーターボールをこの場で打ち込んでここ一帯を超特大プールに変えるぞ。
と、心の中でイクス君を溺れさせてるとちょっと不機嫌になって言い返した。
「平民の分際でって何、イクス君は貴族だから受かったんでしょう?よほど、魔法が下手で無い限り落ちることはないもんね。あなたがもし平民だとしたらこの学校に受かれる自信はあったの?あの時、ウイング先生とネイ先生にみんなボコボコにされたのに。私だって、平民だったらこんなところ受かっていないよ。スカーレットっていう名門貴族の娘だから受かったの?」
重い。ただ単に重い。場の空気が硬直している。おい、ノアは差別が嫌いってことがひしひしと伝わるな。そんなことより銀色バッチ達この空気を変えろ。
「いえ、そうゆうことを言いたいのではありません。何故コイツらの肩を持つのですか?」
イクス君、ノアのことが好きなんだね。そうゆう人ほど嫌われるぞ。
「私は、差別なんか嫌い、どうして?イクス君は貴族だから平民と差別をするの?」
ついにノアの目から涙が流れてきた。
「もういい、ノア黙って。」
フィルナがキレた。俺以外のことでキレるなんてよほどノアが気に入ったのかな?まあ、俺もイラついてきたからちょうどいいか。
「フィ、ルナ?」
俺は異空間からタオルを取り出してノアに渡す。ハンカチを持っていなかったのは秘密だ。荷物は大抵、異空間にいれてあるから移動中の荷物は軽い。
「平民だからってバカにすんなよ、イクスだったか?
相手してやるよ。なんならここにいる全員と相手してやってもいいぞ。平民の実力を見せてやる。」
黒服の生徒達から怒りの色が見えだす。プライドの高い貴族どもは平民に挑発されると、こうなるのはわかってたけどな。
そして俺は全員が俺たちに殺意を向けたことを理解すると恒例ってほどでもないけど、指を鳴らしてここ一帯を異空間に飛ばす。
黒服の生徒、ノア、イクスは辺りを見渡す。まぁ、だいたいみんなこんな反応だろうな。
「もう、お前らやめろ。生徒内でのトラブルは表魔術会の私が許さんぞ。」
表魔術会って何?もしかして裏魔術会もあるの?
しかも魔術会ってことは剣術会の表、裏もあるってことか?
「会長、どうしてですか?」
「まだ気づかないのか?あいつら二人から出てる魔力を見ろ。桁が違うんだよ。俺たちじゃあいつに勝てない。それにフィルナって女の方はもう体の周りに見づらいが風を纏っている。あれは俺も使うが精度が違う。」
さすが、会長だけあってフィルナの風に気づいたな。
「二人とも俺の方から謝るすまなかった。俺から厳しく言っておく。だからここは矛を収めてくれないか?」
賢いやつもしっかりいるんだな。安心したよ。
「フィルナ、私のために怒ってくれてありがとう。バスタも。でももういいわ、あなた達がここに受かった理由もわかった気がするから。」
ノア本人がいいっていうんだったら俺はもう十分だ。でも初めてだな。こんな気持ち日本いる時はこんな気持ちになったことがない。人のためにキレるなんてな。
「フィルナ、もういいだろ、早く戻って飯でも食おう。ノアもいいって言ってるし。」
「うん、ノアがいいって言うなら。それとノア、二つの属性を扱う魔法を使う時はイメージが大切だから。」
さりげなく、デュアルスペルのやり方教えてるし、俺が教えようとしたのに。
俺は亜空間から訓練場に戻した。
「気をつけろよ、優等生。」
と言って黒服一人一人の目の前のところに四属性の
(ファイアー、ウォーター、ウィンド、ロック)ランスを打ち込んだ。
「じゃあ、これは少し野蛮な挨拶ってことで。」
「ノア、行こっ。」
とフィルナがノアの手を掴んで寮の方へ歩き出した。
俺もそれについていく。
「バスタ、やりすぎだよ。あの中は二年生しかいなかったけど、三年生がいたらもう集団でボコボコにされちゃうよ?」
2万の敵を殲滅した俺からしたらこの学校の生徒なんかスライムみたいなもんだ。
「悪かった悪かった。早く寮に戻ろう。ご飯が楽しみだ。」
「そういえば、まだ聞かされてないと思うけど。友好関係を築くためにご飯を食べる時対面側に座るのは二年生なんだよ。」
え?なにそれ?もしイクス君が来たらめちゃくちゃ気まずくなるじゃん。
「気まずくなるとか思ってるでしょ。目の前に座ってあげるわよ。席を決めるのは自由だからね。」
よかった。でも意外とノアの、先の横とかにあいつがいそうなんだよな。
と、不安を募らせながら寮に戻った
今回はノアに取り巻く環境を少し作ってみました。それと、バスタ君がかっこよかったですね。まだ、フィルナの性格が難ありです。可愛く喋ったり、人のためにキレたりとそこら辺はこっちも少し頑張ります。
おもしろいと思ったら、ブクマやコメントなどをしてくださると嬉しいです。
また、誤字、脱字などがありましたら報告してくださると助かります。




