第二十一話 空き時間で学校探検?
皆さんどうも、Mocha時雨です。
ついに20話を突破しましたね。
これからもよろしくおねがいします。
では、ごゆっくーりー
水晶玉は誤魔化せないな。率直にそう思った。
「規格外ですね。バスタ君、フィルナさん。この学校始まって以来ですよ。魔力量も多すぎて水晶玉が壊れてしまいましたね。数百万はかかるんですがね。」
「すいません。これってそんなに高価なものなんですか。知らなかったです。本当にごめんなさい、校長先生。」
俺は体育館の誰もいないところに向かって頭を下げる。
その瞬間ウイング先生から魔力が溢れ出す。生徒が明らかにビビっている。
「さすがだね、こうも簡単に見抜かれるとはね。ウイング先生、しっかりと仕事は終わらせてきましたからね。あ、それはそうと、ここにいる人はみんな合格だ。今年は誰も落ちていないから優秀だ。」
その言葉と共に一年生になった生徒たちは良かったと喜んでいる。
「クッ、毎年恒例の合格発表のセリフをよく戻りましたね、校長。やはり、スイーツは没収ですね。」
哀れだな、校長は。
「お静かに。では今日はこれで終わりです。明日は入学式ですので制服を着て来て下さいね。知ってる方も多いかもしれないですが、この学校では魔法と剣術を伸ばすことを目的としています。なのでもちろんテストもあります。成績が悪いと退学もありますので日々の授業で自分をしっかりと磨きましょう。」
そんなのは当たり前だ、俺は小さい頃からずっと鍛えてきている。父さんとフィルナに鍛えてもらったんだから、この学校ではトップを取る予定だ。
「ウイング先生言いすぎ、私のセリフなくなるじゃない。それと試験は全部、実技試験で一番最初のテストは一週間後でぇ、お題はファイアーボールを5つ同時に打ち、設置されてる標的の三体に当てることで合格とします。できなければ退学です。」
試験にしては簡単すぎないか?俺は20発全部当てる練習をしていたのに。
「いきなりそんなのできないですよ、先生。」
「そうですよ、全員退学じゃないですか。」
「もうだめだ、おしまいだあー」
ん?なんか一人おかしい奴がいたな。まあ、いいか。今のみんなはこれぐらいのことが出来ないのか?
「一週間毎日授業でもコツを教えます。それにこの学校には色々練習場所があるので、うまく活用すればいけるはずですよ。すいません、バスタ君、フィルナさん手本になってもらってよろしいですか?」
なんかそんな気がしてた。俺たちを見本として士気を上げる気か?
「もちろんです。フィルナ?余裕だよな。」
「まだ、バスタに魔力量負けていないから。」
と、フィルナが言ってファイアーボールを10発を頭の上に出した。もちろん俺も10発出した。
「フィルナ、エネミークリエイトで標的を作ってくれよ。動く的でやろう」
「ん、わかった。」
俺にはこの魔法が使えないらしい。禁術のスキルを持っていないからだ。
そして、フィルナがエネミークリエイトで魔物を体育館入り口に発動させ、一発のミスもなく全滅させた。
トレーニングにすらならないな。
「先生これでいいですか?なんならファイアーボールで本物の百発百中をお見せしましょうか?」
あれ?軽いジョークだったのにみんな引いてる、校長も少し頰が引きつってるように見える。フィルナだけだよ。優しく微笑んでくれたの。
「バスタ君、もう大丈夫だ。正直、私にはあれができる気がしない。今日はもうみんな解散だ。学生寮に戻って今日は休んでてくれそして明日からまた、登校してくれ。」
校長がみんなに呼びかけると、ぞろぞろと帰っていった。なんだか足どりが重そうに見えた。なんでだろ?
さて、俺も寮に戻ろうかな。確か寮の入り口に部屋番号が貼られてるはずだから、迷わずに済むな。
「フィルナ、今日はあと制服を買いに行ってから俺たちも寮に戻ろうか。」
「うん、早く終わらしてご飯食べて寝たい。」
散々寝たのにまだ眠たいのかこの食いしん坊眠り姫め。と、そんなことを思ってると、
「バスタちゃんとフィルナちゃんはまだ制服買ってないの?」
ネイ先生に呼び止められ質問をされる。こんな簡単に受かると思ってなかったから、当然制服なんてまだ買っていない。
「まだ、持ってない。これからバスタと二人で、二人で買いに行く予定だけど?」
え、?なんで二人でって強調するの?もしかしてフィルナ、俺のこと、、、
「家族だから私が見てあげるの。」
だよな、俺たち家族だもんな。当たり前だよな。
「なら、二人に制服をあげるよ。この学校の制服は特殊な魔法がかかっていてねぇ、人に合わせて服のサイズが変わるの。だから三年間ずっと使えるの。はい、これ。」
どっから出したのか、ネイ先生が手の上に持っていた制服を強引に渡された。これで金貨の節約ができる。
「ありがとうございます。ネイ先生、おかげでお金が節約できてよかったです。」
フィルナは少し不機嫌そうだけどな。そんなに二人で出かけたかったのかな。機嫌悪い時は魔力の流れが少し遅くなるからな。機嫌がいい時は流れが速い。
「よかったぁ、私もちょうど男子と女子の制服を持っていたから。私たち兄妹に勝ったご褒美よ。それじゃ、レッツ、お着替え!」
俺とフィルナは一瞬で普段着から制服に服が変わっていた。瞬きした瞬間だったから全然気がつかなかった。
「これぞ、絶・早着替えよ。うん二人とも似合ってるね校長も兄さんも何か言葉ないの?」
校長と俺たちがいる時は兄さんって呼ぶんだな。
それと制服は白に赤のラインが入っていて普通にカッコいい。女子は同じデザインでスカートが赤が多めでかっこいいよりかわいいだな。
「学年で、制服が違うのですか?今二年生のノア・スカーレットさんの制服は黒でしたよね。」
俺は何となく思い出したことを質問してみた。ノアと会ったとき彼女は確かに黒の制服を着ていたからな。
「あ〜、ノアさんは、有名だし、可愛いし、成績もいいからね。学校行事の一つに、優秀な生徒にはあの制服を渡されるんですよ。この学校の先生に勝つぐらいのあなたたちならすぐもらえますよ。」
やっぱりノアは優秀だったんだな。校舎の方にはほとんど人の気配がしないから、今日は休みだったんだろう。
「では、俺たちもそろそろ失礼します。では、また明日。」
校長とウイング先生とネイ先生は頑張れと一言ずつ応援の言葉をくれた。
「言い忘れていたがバスタ君とフィルナさんは同室だから。ではさようなら。」
いらんことも教えてくれた。フィルナは喜んでいたが俺は少し、残念だった。なぜなら俺は、フィルナとずっといたから寮の部屋が変わっただけで特に変化はない。だから、知らない人と一緒の部屋になった方が新鮮さもありよかった。でも、フィルナと一緒になれるのは一応嬉しいんだけどな。
「フィルナ、まだ夕暮れまで時間があるから寮を見たあと学校の訓練場とやらに行かないか?今日は特に何もしてないから体が鈍りそうでさ。」
「そうだね。まだご飯まで時間あるもんね。じゃあそうしようバスタ。」
そして俺たちは寮を目指して歩いて行く。
行き道に特に気になるというものもなく、初代校長と書かれた像と今の校長の顔がほとんど一緒だったことと、その像の一部から魔力を感じたことぐらいだった。
寮についたが広いってレベルじゃなかったな。中に入ってみると中は空間魔法とつながっていて、外見も大きかったが。内側はもっと大きかった。多くの生徒が歩いていて大型のショッピングモールと大差がないと思う。一年の俺らは一階二年生は二階と学年が上がれば部屋も上がるらしい。
食堂もカフェテリアみたいになっていた。
さて、そろそろ俺とフィルナの部屋に行こう。シェアハウスは初めてだから部屋の大きさとかが気になる。
あったあった。
「バスタ、ここだよ私たちの部屋は。いっちばんのり〜。」
フィルナが扉を開きその中を見てみると、これまた広い10人は、広々と使えるぐらいの大きさだ。とりあえず、私服をベットに置いておく。
欲しいものは全て揃っている。本棚には二人分の教科書が置かれている。三年生のまで全て揃っていた。
「フィルナそろそろいいだろ。じゃあ訓練場に向かおうか。」
「うん」
次に俺たちは、訓練場へむかった。
おまけ、
「兄さん、私わかっちゃった。フィルナちゃんの胸はもうこれ以上成長しないってことが。」
「会議中だから静かにしてくれ。」
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