第十三話 スタンピードの終焉
なんかやけになってるところがあるかもしれないです。
では、ごゆっくーりー
「はぁ、はぁ」
とてもしんどい。フィルナとの稽古とは全然違うから集中しないと流れるようにやられてしまう。
さっきも、動きを少し止めただけで前方から様々な魔法がポンポンと飛んで来る。
サーチあと魔物の数はどれぐらい?
《残り8401体です。戦闘を始めてから約8キロほど進んでいます。
マークをつけた三体の魔物はかなり後方におり、
一番近い、危険分子はデス・スコーピオンです。》
そうか、28キロが最大だから結構押してるな。時間もだいぶ経っただろうからフィルナのところへ行こう。
『テレポーテーション』
「フィルナ、ただいま〜。一旦休憩と進捗状況を見にきたよ。」
フィルナはどっかの博士見たいにママのを念入りに調べている。
「おかえり、服がかなり汚れてるね。魔物倒し終わったら、服綺麗にしてないと疑われるよ?
あとこれで、記録終わりだから。」
戦闘に集中してて気づかなかったが、服がだいぶ汚れている。気をつけないとな。
「フィルナは仕事が早くてすごいなぁ」
俺だって地球にいた頃は、理科のレポートとか課題だとかは結構、仕上がるのが遅かったからな。
それに比べたらフィルナなんて俺のクラスの委員長ぐらい早いからな。
「バスタも慣れたらこのぐらい早くできるようになるよ。」
さいですか。羨ましい限りだな。
「そういえば、かなり強そうなモンスターを見つけたよ。しかも三体。そのうちの一体はレアなモンスターらしいよ。」
「へぇー、てことは珍しいアイテム落とすかもね。レアの魔物からは、《幻想級》のアイテムが出やすいからね。もしかしたら、折れた剣の代わりがドロップするかも。」
それは知らなかった。あと、幻想級というのは、アイテムの階級である。
上から順に、
《神珠級》(アクスネル)
《幻想級》(ファンタズマ)
《伝説級》(レジドレア)
《精霊級》(フェアリード)
《国宝級》(トレスト)
《希少級》(コモン)
《一般級》(ノーマル)
である。レアな魔物が落とすのは《幻想級》だからほぼ最強クラスのアイテムということになる。
以前、俺が死にそうになってフィルナが口移しで飲ませた、『神樹の雫』は《神珠級》である。
「でも、都合よく剣なんて、出ないだろ。」
「そうだね。私も暇になったらそっち見に行くから。」
「ああ、見にきてくれ。結構、稽古の成果ぎ出ていると思うからさ。」
あ、ステータスの確認でもするか。
バスタ・ソフィー
レベル39
体力:20976
魔力:50961
攻撃力(魔攻):12063
守備力(魔防):10985
俊敏力:14952
スキル
鑑定 サーチ 賢者
???(残り6)
一つ目、勇者の心得
体術(10)→アクロバット《1》
剣聖《3》
レベルアップ時オールステータス成長増加
縮地法(6)時空魔法《10》錬金術(7)
状態異常付与(毒、麻痺、睡眠)(10)
即死付与(10)望遠(8)暗視(10)
ステータスの伸びが著しいな。
あとスキルもちょくちょくと奪っていっただけあって増えてるな。
「じゃあ、行ってくる」
そう言って俺はテレポーテーションで戦場へ戻った。
あ、今の熟練の夫婦みたいだったかも。
そろそろ夕方になってきた。ってことは父さんたちが来るってことだな。サーチ父さんたちの到着まであと、どれぐらい?
《約20分です。あとは一本道なので15分ごろと見積もったほうがよろしいかと。》
なるほど急がなければ、、
そして俺はまた、落とし穴の中で戦闘を始める。
あれ、魔物の数が減ってない?サーチ確認。
《5093体にまで減っています。食べ物がない状況ですので魔物同士の殺し合いが起こったのではないかと推測します。》
よかった〜俺の手間省けるじゃん。
で、あの危険分子の三体は生きてるの?
《アークドルガだけ喰われました。》
あれだけ強くて食われるんだ。
でも俺が倒したかったな。
そういえば時間がないんだったな。
最上級魔法を使うときが再びきたようだ。
今回は雷の一直線に飛ぶあの魔法がいいかもしれないな。
『灯火を噴き飛ばせ、一瞬の雷撃、
神槍、バーンエレキトリック』
俺は上に手を出し、降り注ぐ雷を束ねていく。
え、落とし穴の蓋にしてた結界が壊れたんだけど。
雷が槍となって目の前に携える。めちゃくちゃ槍がでかい。正直この一帯が不安になってきた。村の障壁を解除して、結界張っとこ。
「ふきとべぇー」
槍の先端から魔法陣が何重にも重なって現れる。
そして、その槍は5000体の魔物に向かって飛んでいった。
目の前が悲惨なことになってる。多分この魔法は封印した方がいい。絶対に。
魔力が5万以上あったのにほぼからになってしまった。
魔力:963/50961
あ、もちろん生きてる魔物から魔力を吸い取って満タンですけどね。
サーチ、残りの魔物は?
《261体です。デス・スコーピオンと、ファントムシュバルツ以外はほぼ瀕死になっています。》
アークドルガは魔法耐性がなさそうだったからなぁ。
デス・スコーピオンは名前からして固そう。
これだけ魔物が減ったんだったら、この落とし穴も元に戻すか。
土魔法でどんどん地面を高くしていき元の高さまで戻した。
ん〜やっぱり戦うのは地上に限るな。
景色がいいな。落とし穴内の景色とか土か石しか見らんかったかったからな。
あとは逃げられないように結界を正方形状に張ってと。
「やっと戦えるな。」
俺は、近くの魔物から順に相手をしていく。やはり魔物を相手にするとステータスが向上するので負ける気がしないな。
《称号、『戦闘狂』を獲得しました。》
失礼だな。攻撃力に50倍のブーストがかかってて楽しいって思っただけなのに。
フィルナのおかげもあってか、魔物の死角に回り込めるようになっている。そのおかげで袈裟斬りで、どんどん魔物を討伐して行く。
デス・スコーピオン的なやつを見つけた。
アイツも魔物食ってるから、すぐに魔物の数を減らせたわけか。
ただこのサソリめっちゃ黒い。
アフリカ大陸の中腹部にいるダイオウサソリの巨大化みたいになってる。
さて最後の魔物を狩りますか。
サソリの方が先手を打ってきた。
サソリの針から毒が飛んでくる。毒もゆっくり飛んでくるので見てからでも十分に回避できる。
サソリは毒が当たらないことにしびれを切らしたのか、自慢のハサミを振り回しながら襲って来る。
だが俺はすでにこのサソリの状態異常付与と即死付与のスキルを奪っている。サソリの攻撃力が低かったのは、状態異常でいつもモンスターを討伐してきたからだろう。
ん?じゃあどうやってこいつは魔物を食べてたんだろう。
まぁ、そんなことはどうでもいいか。当たらなければいいことだからな。
このサソリのハサミの振りが大きすぎて攻撃する隙しかない。
俺はその隙に毎回サソリの関節を斬っているのだが、サソリは外殻(?)だけでなく内側も硬いということがわかった。仕方がない、
理科の実験の復習でもするか。
ステップ1、サソリを温めまーす。
火の上級魔法で、外殻を狙っていく、サソリは余裕そうだ。今からボコボコになるというのに、フフフ。
ステップ2、サソリの内側に少量の水を淹れます、
サソリは何をしてるのかわからないって感じだな。
ステップ3、さそりを冷やしまーす。
俺は水魔法をさそり全体に当たるように滝にしてぶつける。
するとサソリの外殻が、バキバキと、音を立てて壊れた。これでサソリをボコボコに攻撃できるな。
サソリは何故そうなったかを理解できないようだ。
今俺がやったのは、暖かいところに水を入れると
水蒸気になるのは、わかるよな。水蒸気は気体だからサソリこ外殻の酸素が水蒸気によって追い出される。
そして水で冷やすことによって、水蒸気がまた水に戻る。だからサソリの内側の空気がなくなることで真空状態になる。だから、大気圧に押されて、サソリの外殻が、ペチャンコになってこわれるわけだ。
どうだ、サソリ君、科学の実力を思い知ったか?
というわけで身だけになったサソリに魔法を打つ準備を始める。
〜シンスサイド〜
俺はあと少しで村に着くというところで突然村の方向から雷が落ちてきた。夕方なだけあってその雷はとても目立っている。
何故、雨も降っていないのに雷が落ちるのだろうか。
俺は、王都の冒険者の面々を集えて村に向かっているのだが、やはり200人では少ないのだろうか?と、考え込んでいると望遠のスキルを持つ冒険者たちから、疑問の声が飛んできた。
その冒険者は望遠のスキルを上げてるものが多く、より遠くを見れるのだろう。
「隊長、あの、子供がSレートのデス・スコーピオンと対峙しているのですが?あとその付近に信じられない量の魔物の死体が、、、」
「状況が、分からん詳しく教えろ。いや、いい俺が見に行く。」
と言って、馬の走るペースを上げる。
そこで俺は信じられない光景を見た。
自分の子供がSレートの魔物相手にすごいスピードで動いているのだ。フィルナは、バスタをどこまで鍛えたのやら。そしてバスタはデス・スコーピオンを魔法で仕留めた。
〜バスタサイド〜
よし、これで終わりだ。俺は雷の魔法でサソリを倒した。
《レベルまでがアップしました》と再びアナウンスがうるさくなる。
《称号、《殲滅者》、《救世主》、を取得しました。
なんかまた称号が増えた。
よし、フィルナのところへやっと戻れる。
「バスター、いい戦いだったね。」
お、フィルナが見にきたようだ。プラチナバードの姿で。空中で人化する。もちろんステータスお化けのフィルナは綺麗に着地を決める。
《バスタ様、あの、後ろを見てもらってよろしいですか?》
なんだ?サーチが敬語になっているだと。そして俺は恐る恐る振り返る。
父さんと冒険者の大勢が俺を見ていた。
多分俺の戦闘とフィルナのことを見ていた。
「げ、父さん。時間が足りなかったのか。」
サソリのときにステップ1とかやってる場合じゃなかったんだ。あとフィルナのことは父さんには伝えているがあの冒険者達にはまずいかもしれない。
「バスタ、久しぶりだな。ところでそこの死体は全部、お前が、やったのか?」
父さんが驚きながら聞いてくる。
「はい、父さん。この魔物は全て俺が討伐しました。」
と、返すと、冒険者たちがざわざわし出す。
「おい、今なんていった。」
「あのガキが一人でこれを全部だと。」
「いやでも、Sレート相手にあの戦いは、」
「っていうか、あの女の子はなんだよ。魔物か?」
とさまざまな声が聞こえてくる。
「そうか、お前はそんなに強くなったんだな。フィルナ、どれだけ鍛えたんだ?」
「うーんとね、たくさん?」
さすが、フィルナ。ざっくりしすぎてる。
「フィルナ、バスタは今、フィルナから見て、どれぐらい強い?」
やはり親子は同じことを聞くようだ。
「バスタと同じことを聞くんだね。で、今のバスタだったら魔王の側近ぐらいだったら勝てると思うよ。」
再び、冒険者がざわめく。
「隊長、そのガキ、一体何者ですか?」
冒険者はそれが一番気になるようだ、
「こいつは、バスタ・ソフィー。」
「え、ソフィーってことは、、、
「「「隊長の子供ーー」」」
そんなに驚くことなのか?
「で、それは置いといて、バスタ、村は無事なんだろ?」
「うん、問題ないよ。結界魔法で覆っているから。」
「そうか、あとさっきの雷は?」
「俺の最上級魔法の一つだよ」
「最上級魔法って、賢者クラスじゃないと使えない魔法だぞ。まぁ、使えるんだから使えるでまあ、いいか?」
「とりあえず、バスタとフィルナは王都の最高ランクの学院で3年間過ごしてもらう。とりあえず俺は避難所に行って無事を伝えてくるから、先に王都に帰っててくれ。」
「了解、隊長。」
「父さん、なんで学院に?」
「バスタ、お前は情報屋になりたいんだろ。ずっと言ってたからな。だからこその、学院だ。本が腐るほどあるからな。フィルナはバスタについて行くと言ったからだ。フィルナ、問題ないな?」
「全然、逆に嬉しいよ。」
まじか、俺も嬉しいんだけど、王都に行ったら魔物と戦えなくなるんじゃ?
「もしかして、バスタ。お前魔物と戦えなくなるんじゃ?とか思ってるのか?王都の最高学院にはダンジョンがあるから問題ないぞ。」
なら、問題ないな。
「父さん、俺、学院に行くよ。」
サーチが、グーグル見たいになってる件。
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