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異世界召喚されたけど召喚国が信用できないので気ままに生きることにしました  作者: 火川蓮
第三章「魔法習得」編

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chapter64 召喚士と従魔師の違い

オレたちは朝食を食べ終え、ルークさんのもとへ向かった。


「ルークさん、おはようございます」


オレが声をかけると、ルークさんは振り返った。


「ああ、おはよう。ん? メンバーが増えたのか?」


どうやら上坂さんのことが気になったらしい。


「そうですね。召喚士サモナーの子なんですけど、前のパーティから追放されたみたいでして。

部屋の前で途方に暮れていたので助けたんです」


オレが説明すると、ルークさんは少し驚いたような顔をした。


「そうなのか。それにしても召喚士サモナーか……。追放したやつらは惜しいことをしたな」


オレたちは話をしながら目的地へ向かう。


「惜しいこと……ですか?」


オレが尋ねると、ルークさんは頷いた。


「ああ。召喚士は高等職業だから、戦力になるまで時間はかかる。だが、育てば非常に強力な存在になるんだ。

召喚士になるには、無属性魔法から派生する『契約魔法』を習得する必要がある。習得さえできれば、あらゆる魔物と契約できると言われている。精霊や悪魔、天使のような強力な存在とも契約可能らしい」


「そんなに凄いんですか?」


「ただし、従魔師テイマーとは仕組みが違う。

召喚士は契約が成立すれば、魔物の意思に関係なく従わせることができる。その代わり、意思の疎通は基本的に一方通行だ。召喚士から命令は出せるが、魔物の考えを直接知ることはできない」


なるほど。


「一方、従魔師は魔物と意思疎通を行いながら契約する。だから交渉次第で仲間になってくれることもあれば、問答無用で断られることもあるんだと」


「大変そうですね……」


「それだけじゃない。従魔師には適性もあるそうだ。自分と相性の良い魔物を探さないといけない」


ルークさんは苦笑しながら続けた。


「どちらにもリスクはあるが、一般的には召喚士の方が需要は高いと言われているな。

ただし召喚士にも危険はある。自分の力量を超える魔物と契約した場合、制御できずに暴走され、契約を破棄されることもあるそうだ」


「従魔師は大丈夫なんですか?」


「意思疎通ができる分、その辺りは多少マシらしい。ちゃんと従ってくれる魔物なら暴走の心配は少ないそうだ。

まあ、契約できても言うことを聞いてくれない魔物もいるらしいから、結局は相手を見極める必要があるんだけどな」


そんな話を聞きながら、オレたちは郊外へと移動したのだった。

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