表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

1、私のペットはヤモリです



紆余曲折ありましたが、私は無事に竜の谷に到着しました。




のですが、竜の谷は谷なのでもちろん下です。



ユーフェミアは今絶壁の様な谷を真上に立っていて、竜の谷はこの下になる。が、下に降りる術がない。



この世界に魔術は存在することはするが、人族は使える人間が絶えたらしく人以外、例えばこの下に住む竜人族、獣族、妖精族等が今でも魔術を使えるらしい。



まあ、交流がないのでわかりませんが。




交流がないのに何故私が竜の乙女などというものになったかと言いますと………






昔々人族は争いが絶えずこのままでは1人も残らず滅びてしまうと憂いたひとりの少女が竜族に助力を求めた。



竜族はその少女に力と智力を与えて、少女は人族をひとつに纏めあげた。



それが初代の人族の女王で、彼女はとても竜族に感謝し、御礼をしたいと竜族に言えば、




「竜族の嫁として100年に1度人族を嫁がせてほしい」




と、言ったそうです。






なので100年の間隔で人族は娘をひとり竜の谷へ嫁ぐことになっているのです。




で、私が17歳になったこの今年はその記念すべき100年目なのです。




竜の嫁と言えば聞こえが良いかもしれませんが、まあ普通に考えれば生贄ですからね。



皆さん必死に嫁ぎ先を探すのです。




私はここに来たかったので周りの皆さんの恋を応援させて頂きました!



なので、国王陛下のお言葉を聞いた時本当は、



「待ってました!!喜んで!!!!!」



と叫ぶのを抑えるのが大変でした。




で、何故私がそんなにここに来たかったかと言いますと…




実を言いますと、私10歳の王子の婚活パーティー(笑)に参加させていただ時に貴族の子息に虐められていたちっさなトカゲちゃんを助けたんですよ!



その大きなつぶらな瞳、小さくて尖がったおてて、靱やかな尻尾、ごつごつした綺麗な鱗のボディ、その全てが可愛くて可愛くて一目惚れしてしまったのです。




つい頬擦りしてちゅーをしてしまったのですが、助けたトカゲちゃんは逃げてしまいました…お持ち帰りして私の部屋に一緒に住んで貰おうと思ってたのに本当に残念でした…




とても残念だったのでその夜、我が家の庭師にお願いして、蜥蜴を見つけて欲しいとお願いしたのですが、見つからなかったということで、ヤモリという違う種類の子を連れてきてくれたした。



トカゲと違ってまぶたがないという違いがあるそうで、私はヤモリに【ヤモー】と名前を付けて一緒に布団に入ったりお風呂に入ったりごつごつした鱗をぺろぺろしたりしました。




流石に竜の谷に行くのに連れていく訳には行かず、泣く泣く庭師の方にお世話をお願いしてきました…




あぁ、ヤモーの鱗をぺろぺろしたいです…




ほら、手元を見れば、ヤモーの幻覚が…………げん、かく?



私は目をぱちくりしてカバンからひょっこりと顔を出した小さな茶色いヤモリと見つめ合いました




「ヤモー!!!!なんで?!追い掛けて来てくれたの!!?」




と聞けば、尻尾を振って応えてくれました!




なんて、愛しいんでしょう!!




そっと手元に乗ってきたヤモーを欲望のままぺろぺろさせて頂きました!あぁぁ幸せです。




このごつごつした鱗大変可愛い舐めたい、舐めてますね。ありがとうございます。



美味しいです。ありがとうございます、満足しました。




満足して口を離せば、大人しくぺろぺろを受け続けたヤモーがのそりと足元に落下しました。




どうしたんでしょうか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ