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096⚫️顔と心は別なのね

「で、この暴海竜たち、すっかりなついちゃったっていうの?」

「そうなんです、アクアさん……どうしましょうか?」

「どうするもこうするも、元いた場所に戻すのが原則でしょうがあ。」

「そうなんですけどね。でも、南の大陸の海獣がまだ頭数回復してないようで……」

「なぬ。う〜ん……一度乱獲されちゃうと、そうだよね、急には戻らんよなあ。今はまだ、暴海竜の餌が足りないってことなのね。」

「つまり、南の海に帰したら、向こうで上陸して暴れるか、またこっちに戻ってくるか……」

「う〜ん……野生生物は難しいよねえ。でもさ、元に戻さないと、ヒトの支援なしじゃ生きていけなくなるんじゃないの?」

「あの……割って入ってすみません。ボク、毎日餌をやっていたらですね……その……芸を覚えさせてしまったみたいで……」

「おい、おい!そんな話聞いてないぞ!アクアさんに報告する前にオレに言えよ!」

「すいません、先輩……」


芸を覚えた暴海竜。

これはおもしろい……いや、まずい!

アクアは困惑顔で、しかしどこかワクワクしていた。


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