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再会に人違いはつきものです


大輝から言われた通り放課後に会議室に向かうことにして、現在その会議室の扉の前に立ち尽くしていた。


この戸一枚の向こうには学園最強と名高い、『第六魔導生』がいるってわけだ。


いつか闘うことになると思っていたが、そのうち既に三名とは接触してるんだよなぁ……。なんか伝説級だと思っていたわりには、安易に出くわし過ぎじゃね俺?もう少し彼らも自重してほしいです。


そんなこんなで六魔と対面することに少し緊張してドアを開けられなかったのも理由のひとつだが………もうひとつは、


「どうしたの翔くん。まだ入らないの?」


なぜか俺の後ろに和葉がいることなんだよなぁ。なんでいるのまじで。


「どうして私がいるの?って顔してるわねぇ」


どんな顔だよ。


「それは翔くんの後をつけてきたからでしたぁ~」


パンパカパーンとかいう余計な音が聞こえた気がしたが、言ってる内容が怖すぎるのでやっぱり無視したい。


「あ、ホントは私も会議に呼ばれてて、偶然翔くんを見つけただけでーす」


「それを早く言ってくれ……」


携帯で一と一と零を押すところでした。てへっ。


ニコニコと笑っている和葉を見ていると、さっきまで感じていた緊張もどこかへ吹き飛んでしまっていた。


「それじゃあ入ろうよ翔くん」


和葉はそう言うと同時に扉を開けて、俺の背中をぐいぐい押して、中に入ろうとする。


そこはかなり広い部屋だった。


俺たちが以前なんちゃって会議で使用していた小会議室の倍以上ある大きな部屋である。


部屋の中央には円卓型の大きいテーブルが置かれ、一つ一つ離れるようにして十個の椅子がひかれてある。


そのうち既に五人が座っていた。


「おっ!来たか」


大輝は席をたつと、俺たちの方へ近づいてきてそれぞれの席に座るように誘導する。


座ったとたんに残っていた若干の緊張も抜けてか、ほうと息が漏れた。それと同時に、


「しばらくぶりね黒崎」


声のするほうを見ると、どこかで見たことある女子生徒が座っていた。


「あ、えっと、あ~~師走さん、だっけ?」


「誰よそれ!?私は如月沙綾よ!覚えときなさいよ!」


あ、決闘したやつだわこいつ。


俺は他人の名前を覚えるというスキルが皆無だということを改めて知ったのだった。







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