第六魔導生VS幽霊の心臓 ②
「翔太ぁ!やっぱり邪魔だから下がっててくれ!」
……ホント足手纏いですんません。
「お前が近くにいると、……クッ。異能が、使えない、んだよ!……ハッ」
大輝はさっきからずっと篠垣の異能にかかった男と闘っていた。
大輝の異能『電撃』は近くにある物体に電導する性質を持っている。どうやら俺に電流が伝わることを心配してくれていたらしい。
俺はある程度大輝から距離をとりながらも、篠垣への警戒を怠らないようにしていた。
その時、篠垣が立っているすぐ隣の空間が先程とまったく変わらない風に歪みだし、G2がそこから現れた。
「……連れてきたよ。もうすぐ来るはず」
連れてきた?なにをだ?
「そう、ありがとG2。効果範囲に入ったらわかるから、もういいわよ?」
効果範囲?能力のか?
俺は二人のことを観察することで、異能の正体を割り出そうとしていたのだが、いまいち有力な情報をつかめずにいると、いきなり後方から、
「「「うおおおおー!!!」」」
十という数をとうに超える男たちの声が響いてくる。コレってまさか……!?
「はーい!いらっしゃい『断罪派』ちゃんたちー」
やっぱり断罪派の連中か!?
篠垣はまたもや指を鳴らすと、彼らは苦しみ、悶え、倒れていく。
するとやっぱり、体の末端から中央にかけて段々と黒く染まっていった。
「あとは宜しくねー」
篠垣はそう言って、俺に手を振り、バイバイと言わんばかりに去って行こうとする。
「お、おい待てよ!」
「黒崎くんと雨坂くんの相手はその子たちよー。アタシたちはどこかで待ってるから、それを見つけてねー?これはそー言うゲームなの」
キャハハと嗤う篠垣。
クソ……!!コイツら全員を倒せってか?
俺と大輝はあっという間に断罪派の奴らに囲まれてしまう。
「数の利っては相当やっかいなもんだな」
「俺も今、同じこと思ってたよ」
ピンチなはずなのに、大輝が同調したことになぜか笑ってしまった。




