表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/130

CALL FOR YOU TO FIGHT ③


和葉のからかいを無理やり切り上げて、本題を話し始める。


「ってことで、剣術の指導をして欲しいんだ。頼めるかな、和ねぇ?」


一応、ことの顛末――――――オルガとの異能騒動―――――を簡単に説明しておいた。


それなりの理由があれば、和葉からの協力も得やすいと思ったのだが、


「ねぇ、そのオルガくんはぁ、今どこにいるのぉ?」


さっきとは別人と思えるような低い声で、


「ごめんね翔くん。和葉さんは急用ができたのでぇ、電話を切るわぁ。相談の件はまた今度ねぇ」


チリチリと日本刀が鳴るような音が聞こえて、


「え、えっと…………。ご用事ってなんでございませう?」


いやな予感しかしないけど、恐る恐る尋ねてみると、


「決まってるでしょぉ?オルガくんをコ・ロ・ス・の♡」


怖っ!!かわいく言ってるけど内容がこわい!!

てかやめて!死人は出さないで!


「止めないで翔くん!翔くんが辛い思いをしたのなら、その原因をさないと!」


いやいや、なんか間違いがあるんですが!?


確か大輝曰く、異能を取り返すにはオルガの意志で返却させるんだとか。


死んだら意味ないんだよ、と和葉をなんとかなだめさせた。


「……分かったわ。翔くんのお願いを聞いてあげるわ。その代わりに」


「ありがとう!和葉さん!恩に着るよ!」


早口で言って和葉の言葉を途中で切った。この後に続く言葉を言わせないために。


「お願いを聞く代わりに、条件が」


「本当ありがとう!それじゃあまた学校で」


「条件が」


「いやーマジで感謝してるよ!やっぱ頼りになるなぁー」


「……」


「じゃあまた学校で」


そうして、バイバイのバを言いかけたとき。


「……。翔くん、聞きなさいっ!!」


………、……………。


「…………はい」


先程の低い声で怒鳴られたら、もう話を聞くしかなかった。


ああ、嫌だなぁ。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ