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CALL FOR YOU TO FIGHT ①


午後十時を少し回った頃。


俺は机に座って勉強するわけでもなく、ベッドに寝転がってテレビを見るわけでもなく、携帯の画面とにらめっこを繰り広げていた。


かれこれ三十分経過する。

ちなみにゲームをしてわけでもない。


「はぁ……」


もう何度目かも分からないため息がもれた。


ブルーライトの光を放つ画面が示すのは一人の連絡先。


水無和葉みずなしかずは 《お姉ちゃん♡》』


別に今から告白するわけでもないので悪しからず。


ちなみに《お姉ちゃん》と表示されているのは、俺が設定したんじゃないぞ?


俺が携帯を親父に買ってもらった当初、和葉が勝手に操作したのだ。ご丁寧にハートマークまで追加されていたのには、びっくりしたどころか恐怖を感じたね。


それはそうと、この異質な状況を作り出した原因きっかけを説明しないとな。



         **



大輝に武術の封印を解いてもらった俺は、オルガから異能を取り返す計画を本気で考えていた。


あの話の流れだと、俺と如月が組むのは必至だろう。


もし断ったら氷付けにでもされそうで、怖すぎて言えない。


それに下手に知らない奴と組むよりは、一度決闘して互いの異能を知っている方が有利なはずだ。……と思いたい。


ペア戦である以上、俺と如月のチームワークが重要なのは言うまでもないが、そこまで俺たちはまだ信頼できていない気がするんだ。主に、如月が俺のことを。


大会前にペア戦形式で大輝たちと練習するとしても、まず俺の実力が追いついていないはずだ。


いくら武術が戻ったとはいえ、一年以上のブランクが存在する。


それに武術だけでごり押しするわけにもいかないので、今ある『具現化オーバーキル』で充分に戦えるようにしたい。


そして、今まで『具現化オーバーキル』で使用してきた戦闘スタイルは、――――――――――剣術。


というわけで、本格的に和葉に弟子入りしようと思い至ったわけだ。




そして俺は決意を込めてコールボタンを押した。


















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