再指導ならぬ再始動
午後の戦闘科の訓練を終えた俺と大輝は、如月との待ち合わせ場所へと向かった。
着いた場所はカフェ「ラグドール」。学園にある店の中でも特に人気を誇るものの一つだ。
「なんでここなんだよっ!」
「いや~、可愛い女の子と雑談って言ったら、カフェかなって?」
はぁ。大輝に任せたのは失敗だったか……。店の雰囲気と話の内容がぜんぜん違うじゃんかよ。
予想通り店内の席は学園生でほぼ埋まっていた。が、奥のテーブルに座る件の少女の方は空いていた。大輝曰く、六魔の権限には店の優先権までもあるらしい。
まったくけしからん。
「よぉ!久しぶりだな、如月」
少しばかり格好つけて如月の前に座る大輝と、軽く会釈する俺。なんか俺が付き添いみたいじゃね?
「おっそいのよバカ!いつまで待たせるつもり?」
「いや時間通りなんだけど」
「うるさいうるさいうるさい~~!!」
どうやら如月は約束の時間より早めに待っていてくれたらしい。なんつーか真面目というか。
「で、話って?」
「えーと。決闘のことなんだけど……覚えてるよな?」
「あ、コーヒー二つで。支払いは俺の方だけ六魔に回してください」
俺と如月の会話の最中、大輝だけがのんきに注文を済ませていた。てか、俺の支払いも済ませとけよおい。
「ええ、覚えてるわよ!六魔のこの私が一般生徒に負けるなんて……!!」
如月はよほど怒っているのか、手にしたカップをガンと机に下ろす。
「でな、『お願い』の件なんだけどな。六魔の席を譲ってもらおうかと……」
「はああああ~~!!?そ、そんなことで、できるわけないじゃない!?」
「いやいやいや!?できないことないだろ!だって『お願い』はどんな内容でも絶対遵守されるはず……」
「あー、あのな翔太。実は……」
大輝が何かを言いかけたとき、
「ふん。それは無理な『お願い』だな」
知らない誰かの声が聞こえてきた。
どうやったらブクマ数が増えるんでしょーか?
今季最大の謎です……。




