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掃討戦は20分ほどで終了しモーションセンサーで他に敵がいないか見て確認、今は残敵の掃討に移った残敵の掃討は騎士団が後から来たCE大隊の増援の中でも格闘に長けているものを選抜して分隊を組ませ実行していった。現在僕達掃討作戦参加メンバーは、城の防御用にと残して来たCEからの増援のもとに帰投中である
ふ〜やっと休める
「やっと休めるな」
雅俊がそう言う
「そうだね〜でも僕と梨沙は命令違反でヒロキさんに…」
「そ、そうだったね」
梨沙が思い出した様に答える
ブルブル
2人とも寒気で体が震える
「ははは…」
雅俊が苦笑いしている
「それは気の毒だな」
寝ていた狙流斗が他人事のように言ってくる
あ、実際他人事か…
「おはよ〜、ソルト」
「あぁ、お疲れ、レオ」
「よし!運転手チェ〜ジ!交代者ソルト‼︎」
「はぁ!なんで俺が!」
「他人事の様に言ってきたのと寝起き姿に何と無く腹が立ったからww」
「知らないぞ!俺はやらんもう一眠りする‼︎」
「そんな事させると思ってるの⁇」
ピッ!
さっきの作戦で使ったスピーカーの電源を入れる。UNDER/SHAFTが大音量で流れ出す
なぜ、こんな事をやったかって、それはこっちが寝ずに運転して、この後のことで萎えてるのにもう一眠りとかほざくからだ!ww
「分かった!分かったから音下げろ‼︎」
狙流斗が大音量に飛び起き大声でそう言う
ちなみにここにいる全員が僕がスピーカーの電源に指をかけた時にイヤガードのスイッチを入れ雑音を遮断した為、適度な音しか聞こえない。助手席に座りながら綺麗な顔、強いては可愛い顔で小さく規則正しい寝息を立てて眠る梨沙へは僕がイヤガードとそのスイッチを入れてある
「はいよろしく‼︎」
僕はその返事を聞いて直ぐにスピーカーの音量を下げ運転席から退く、それと同時に狙流斗が運転席に行く
「まったく、事故っても知らないかな!」
「事故ったら、特に梨沙に怪我させたら…どうなるか分かってるよね」
僕は殺気をバンバンに出しながら、フォリッジウォーリアに手を掛けながら言う
「…」
やばい目がガチだ(苦笑)by狙流斗
「返事は⁇」
相変わらず殺気を出しながらもはやフォリッジウォーリアをホルスターから抜きながら笑顔で言う
「りょ、了解‼︎」
「よし!それじゃあ後よろしく僕は寝る」
「あ、ずりぃ!」
狙流斗が抗議したが無視して寝る。何しろ最後の睡眠になるかも知れないからだ…弘樹さんによって
「レオ着いたぞ」
狙流斗が起こしてくれた
門の前に立っている騎士団の守衛さんが僕達に騎士団式の敬礼をする
城に到着しても、弘樹さんは居らず取り敢えずホッとする僕と梨沙だが仮設基地に戻ったら…
「と、取り敢えずヒロキさんはいないみたいだね」
梨沙が心底ホッとした様に言う
「取り敢えず、存命だな」
狙流斗が言う
「帰った時に絶対なんか呼び出されるでしょ」
雅俊がこのホッとしている雰囲気をぶち壊す
「そういう事言わない」
唯依が雅俊の耳を引っ張りながら注意する。これだけ仲が良いのに本人達曰く恋人関係では無いらしい。
ほんっとうに、恋人関係じゃないのかな〜⁇てか、恋人じゃ無いなら成るべき‼︎(確信)
リーネと一緒に歩いていると此方に近ずいてくる人がいた
「どうなりましたか⁉︎姫様‼︎」
おいおい、慌てすぎて主語が抜けてるよ
「それじゃあ、リーネ僕はこれで失礼するよ」
積もる話もあるだろうからその場を後にする
「分かりました。それじゃあまた会いましょう」
そう言いリーネはユノに向き直る
「落ち着いて下さいユノ国防大臣」
彼は、リーネが言った通り国防大臣のユノ ヒアラ今回の騒動で城で第一騎士団の統率をしていた人物だ。第一騎士団は、今回は城の警護が役割になった
「は、はい。それで街はどうなりましたか?」
ユノは落ち着きを取り戻しリーネに問う
「大丈夫です。彼らのおかげで騎士団に大した被害無くほとんどを倒す事が出来ました。今は残敵の掃討に後から来た彼らの別部隊と騎士団でパーティーを作り対応しています」
「そうですか。それは良かった。それにしても彼らは一体何者なんでしょうか?」
「冒険者ギルドに所属している者達でもないでしょう。あの連携は訓練された物です」
「そうですな、そうなるとどこかの国の軍という事に成りますな」
「その可能性が高いですね。もし彼らの国と接触出来るなら同盟を結びたいですね。それに彼らに正式な礼と報酬を渡さなくてはですし、父様か母様が戻られたら掛け合いましょう」
「それが良いかと」
「姫様ー‼︎」
伝令らしき馬に乗った騎士がリーネ達に近ずいてくる
「どうしたのです?」
良くない知らせのようだ叫んでいるのとは裏腹に顔が暗い
「国王様と王妃様がご遺体で発見されました」
俯きながら伝令の騎士は言う
「それは本当…なのですか」
「はい、間違いありません」
暗く悔しさが声に出ている
「そんな…どうして…父様と母様が…」
リーネはショックでまだ事態が理解できてないようだ
「国王様と王妃様は子供達を逃がす為時間を稼ごうとして亡くなったそうです」
「それは本当ですか?」
リーネの顔が上がる
「本当です。国王様と王妃様が助けた子供達から聞きました。それと姫様宛の手紙が…恐らく遺書でしょう。ご遺体の近くににありました」
そう言いその手紙をリーネに渡す
…
突然リーネが泣き崩れてしまう
「そんな‼︎嘘です!」
両手で顔を抱えながら叫び泣くリーネ
「どうしたの?リーネ」
離れたところで今後の行動をAG00部隊に伝えていた僕と梨沙がリーネに近寄りながら僕が声を掛ける
「父様と母様が…死にました…!
」
「ッ‼︎」
思わず僕も動揺してしまう
「…ごめん…こういう時どうすればいいか知らないんだ」
梨沙が謝罪する
「グス…大丈夫…グスです」
涙を堪えながら気丈に大丈夫と言ってくる
「遺書には、次の国王は私だと父様は私に全権を託すと…そう遺書に書いています」
まだ赤い目頭で言う
「そう、ならしっかりやらないとだね」
梨沙がそう言う。まだリーネは泣きそうだ
「はい、でも私には…」
漏れそうな涙を我慢してリーネは答える
僕と梨沙は孤児から少年、少女兵に成ったから、こういう時の励まし方がわからない。こういう時に過去が仇となる
「大丈夫だよ、リーネならやれる。天国にいるリーネのお父さんとお母さんもリーネなら大丈夫と思ってこの国を預けたんだよ」
梨沙が咄嗟にそう言う
しばらくの沈黙のあと
「分かりました」
そう言った彼女の顔にはもう涙はない。代わりに強い決意が読み取れる
「私は…わたくしリーネ、リーネ・ウォン・アトラスはアトラス王国の王となり、この国の今後の行く末を決める事を誓います」
強い決意が篭った声でそう告げる
あれから数日後被害の結果が出た町の人たちの2/1が死亡し、兵力は3/1まで落ちた小国でこの島しか領土がないこの国には大損害だ。そして
「それはどういう事ですか」
リーネが悲しそうな顔でユノ国防大臣に聞く
「我国の貴族、大臣は私を除くすべての物が前国王様方が城を出た後すぐに、逃げる様にこの国を出て船に乗ってどこかに行っています。どうやら大陸の軍事国家アルバイ教国に通じていて、先の惨事が起こるのを知らされて逃げたようです」
ユノ国防大臣は悔しそうな、裏切り者を訴えるような声で報告する
「そうですか。ではあなた以外は国外に行って恐らく亡命か何かして教国の仲間入りをしてるでしょうね……これではこの国はやっていけません国の併合をするしかありませんね」
「しかし!この辺で国と言ったら教国だけ!あそこは今回の事態を招いた国ですよ‼︎そこに国を解体して併合してくれなんて奴らの思う壺ですよ‼︎」
「ですがユノ、国防大臣であるあなたならこの状況が分からないわけではありませんね?」
リーネが諭すように告げる
「ですが…」
「外交が出来た大臣、貴族が居らず外交が出来ない国は立ち直らせる事は不可能です」
「なら、外交が出来る人材を探せば」
「貴族が全員国外にしかも敵対行為と言ってもいい行動をしてきた国に逃げたのですよ?高等教育を受けた事のある者は皆無ですそんな中どう国を立ち直らせるのですか⁇」
ユノの言葉を遮り告げるリーネ
「…」
これには押し黙るしかないユノ
「と言う訳ですので、レオあなたには最後にこの国から好きな報酬を差し上げます。選んでください何でも好きな物を」
最初から最後まで聞いていた僕にリーネは言う
「分かりました」
う〜ん報酬ね〜そうだな〜さっきの話からすると結構ここやばいみたいだから。うん‼︎これにしよう
「では、この国をください」
しばしの沈黙
「「はぁ!」」
「この国はもう終わるんですよ」
「それでもいいんですか」
リーネ、ユノの順で聞いてくる
「はい、言い方が良くなかったですね。詳しく言えば国土と政府そして国民を下さい」
国王になったリーネに自然と敬語に成ってしまう
「それでどうするつもりです⁇」
ユノが怪訝な目で問いただす
「我々は国を持たないことはご存知ですね?」
「はい。あなたと梨沙は召喚者であなたの授かったノートパソコンという物で他の者は召喚した人達。だからあなた達は国を持たない軍隊って言う事ですよね」
「そうです。この国の領土が欲しいのは僕達の国を作るため、そしてこの国の国民をその国に迎え入れます。そこでこの国の…リーネ国王に政治の中心となって貰い、外交などは我々が最適の人材を提供し後々はこの国の国民に高等教育を施しその中から国民に選挙をして国のリーダーを選んでもらう。ここで言うリーダーとはリーネ国王とは違いリーネ国王は国の象徴となって貰います。それが僕と梨沙が考えた理想の国です。そしてその国家は平和を作って行く。時に軍事力を使って、外交を使って。それを実行し、この国を守り平和を作る為に戦う軍隊。それは僕達が成ります。それを実現する為にこの国の領土と政府そして国民を下さい」
「つまり、話をまとめると。この国は名前や政治体制は変わるがその本質、国民は変わらないと言う事ですか?」
「そうです」
このアトラス王国は、小国ながら、平和の為に国内の兵を遠近関わらず他国に数は少なくとも精鋭を増援として出す。と言う事をやっていたらしい。そのせいか、この国難でも助けた国の王達からは我が国が貴国を迎え入れると言う文が来ているが、いずれも距離が遠く、その国に負担になるだけと言うことでリーネが断っていた
「確かにあなた達の軍事力なら国を守ることは出来ますね。それに政治、外交に関しては、その筋に強い人を付けてくれるのですよね?」
「そうです」
「分かりました。その提案受けましょう」
「よろしのですか?」
言葉とは裏腹にユノは教国に併合されなくてもすむと言う事えの安堵が見て取れる
こうして、アトラス王国は解体し施設科部隊が町の復興と発展に力を注いだ。ちなみに先の戦闘で、レベルが大幅に上がり、召喚出来る兵力の上限が大幅に緩和された。ちなみに僕と梨沙が弘樹さんに大目玉とキツイレンジャー訓練を強制的に受けさせられたのはまた別の話。
初期レベル1召喚上限
戦闘部隊:1,000人
戦車部隊:60両
戦闘機部隊:100機
海軍艦艇:20隻
後方支援部隊:4,000人
現在レベル30召喚上限
戦闘部隊:31,000人
戦車部隊:180両
戦闘機部隊:280機
海軍艦艇:320隻
後方支援部隊:124,000人
初期はこれにプラス陸上自衛隊中央即応連隊800人と陸上自衛隊第11戦車大隊を僕と梨沙の偏見?で上限いっぱいに成っているのに出した。
てか、よく召喚できたよね〜今更ながらそう思う。まあ、これからもこの偏見?を使って自衛隊を戦闘部隊とは別に召喚するつもりだけど何か?
こうしてアトラス王国は国名をアトランティスに変更し、これが後に平和軍事国家、ピースメーカーカントリーと呼ばれる国の始まりである
次話の投稿は作者のミスで10話を消してしまったので少し長めに間隔が空きます。そして次話から少しの間戦闘がありません。
(主人公桐ヶ谷 嶺緒、結城 梨沙の所属部隊の名前を変更しました)




