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梨沙が落ち着き離れて手を繋ぎながらも皆の所に行く


「全くハラハラさせやがって」


「本当だ、だが無事で何よりだ」


雅俊と唯依がそう言う


「まあ、間に合うかどうかは別として、ゾンビの群れに突っ込んでも大丈夫って確信は合ったからね」


「でも、レオくんは無茶しすぎ!」


そう言って梨沙は膨れてそっぽを向いてしまった。僕は苦笑いしながら本題に移った


「それでだ、これからどうするかだが、まずはこの城を調査、クリアリングして安全が確保され次第籠城と言う方針でいいかな〜って思うんだけどどう?」


「そうだな、その方がいいだろう」


「異存ありません」


「私も賛成だよ」


僕の提案に雅俊、唯依、梨沙の順で了承を得て、Invader MK18を再度実体化して、皆に着剣させ前進を指示する



城門前に付いたが


「空かないだと…」


そう空かないのだ、押しても引いてもビクともしない

実際は、押戸だから引けないから引いてないけどね。まあ、とにかくあかない、どうしようか…もういっそ、もう一回C4使って吹き飛ばすか…いや、後で街のゾンビの掃討が終わって使う可能性も考えるとそれは不味いか?この城の主が死んでいるとも限らないしな〜


「あ、あの」


「なに?」


さっき僕達が助けたドレス姿の少女が話掛けて来るのに梨沙が対応する


「この門、多分衛兵か騎士団の生き残りが、恐らく跳ね橋を操作できる塔まで行く余裕が無かった為門を閉めたのかもしれません」


「確かに、ここに着いた時は結構な数のゾンビがいたな」


唯依がその考えを肯定する


「なので王族のみが使える扉を使って中にご案内します」


「そんなのあるの?じゃあお願いしようかな」


「はい!」


少女の提案に僕はその線で行くことにすることを言うと何処か嬉しそうに返事をした


「そう言えばあなたの名前は?何で王族しか使えない門の場所を?それをまだ聞いてないよね」


「私の名前はリーネ・ウォン・アトラス、アトラス王国の王女です」


梨沙が聞き少女…リーネが答える


「「「「…」」」」


「「「「はあ⁉︎」」」」


しばしの沈黙の後全員の声が裏返り、叫びながら全員が驚きに目を丸くしていた。まさかの王女を助けていたのだ


「今までの言動失礼しました」


反射的に敬礼しながら謝罪した


「いえ、助けていただいたのはわたくしですから気になさらずに。もっと言えばそのままの言動でいいですよ」


「分かったじゃあタメ口で」


「そうだね、タメ口で行かせてもらうとして。それじゃあ入り口への道案内をお願いねリーネ」


「はい!」


梨沙がリーネにお願いしたのにリーネは、やはり嬉しそうに返事をした


「そう言えば何で王族でしかも王女のリーネが城下町に?買い物?視察?」


「その両方です。その途中に町の人たちの様子がおかしく成って。最初の1人が近くにいた人のことを噛んだんですそしたらその人も近くの人を噛んでその連鎖が起きて行って築けば皆私か父様か母様を狙う様に成って行き護衛の騎士の方が私達を逃がす為に命を呈して時間を稼いでくれました」


僕達のことを入り口に案内しながら僕の問いに悲しそうに答えてくれる。

てか、その連鎖って思いっきり映画とかであるゾンビの行動じゃん


「でも、しばらくして多くの町の人たちが私達を狙って探してとうとう見つかってしまい逃げている所で別のグループが来て、父様と母様と逸れてしまって…」


「今に至ると言うことか」


リーネは無言で首肯する


「早く見つけたいものだね」


梨沙の言葉にリーネは頷く




王族用の扉の前にゾンビは居らず、扉を開けてリーネを先頭に僕達は歩みを進めると、西洋風の鎧を着た人たちが槍兵を全面に押し出してその後ろに盾を持った人たちを並べ僕達を包囲する様にして逆U字状に陣取っていた


「ひ、姫様!」


「姫様だ!」


「姫様が生きて居られた」


「姫様が生きて居られたぞ!」


1人の指揮官の様な者が言いその言葉に包囲していた槍兵たちから驚愕の言葉を漏らし槍を下げる


「本当に姫様なのですね?」


涙を瞳に浮かべながら指揮官の様な者がリーネに聞く


「ええ、私です。リーネ・ウォン・アトラスですよ。リジッド騎士団長」


「あの〜」


「姫様!こちらに!近衛騎士!姫様をお守りするぞ!近衛兵この不審な輩を始末しろ!」


「「「「はぁ⁉︎」」」」


先程まで、浮かべていた涙はもう既になく。目には明確な敵意が篭り周囲にいた兵や騎士達に命令する。周囲にいた兵が再度槍を構えた為、こちらもInvader MK18を構え、その動きに対応する


「やめなさい!」


「姫様は下がっていて下さい!」


リーネが制止するが聞いていない


「不味いか?」


「不味いと思うよ。全員何時でも撃てる様にしといてね」


「「「「了解」」」」


小声で僕の問いに答えつつ指示を出す梨沙。隊員達は素早く行動し銃の安全装置を外す。一触即発の状態だ

「やめなさいと言っているのが聞こえないのですか‼︎」


「危険ですから下がって下さい姫様!」


リーネの制止を全く聞かないリジッド騎士団長とやら。とうとうリーネを強引に後ろに下がらせた


「全員殺せ‼︎突撃ー‼︎」


前衛にいた槍兵が僕達の命を奪うため突撃する


「正当防衛射撃を許可する‼︎正当防衛射!」


そう言って前衛の槍兵の足に狙いを定めInvader MK18の引き金を絞り前衛をたおす


「ぐっは‼︎」


「な、なんだあの武器は⁉︎」


「怯むな!突撃を…【パチン‼︎】」


リーネがリジッドの頬を叩く


「ひめ…さま」


リジッドは信じられない、なぜ?と言いたそうな顔をしてリーネを見つめている


「彼らは、私の命の恩人です!手荒な真似や今みたいな行動は許しません!再度この様な行動をした場合極刑に処します‼︎皆武器を下ろしなさい‼︎」


リーネの言葉で近衛騎士や近衛兵達は武器を下ろす。それに少し遅れて、僕達も武器を下ろす


「本当に申し訳ありませんでした‼︎」


リーネが見事なまでの頭の下げ方で謝罪する


「いいよ、気にしなくて。まあ、逝きなり自分の国の姫と変な格好した奴が一緒なら警戒もするよ」


なおも、頭を下げるリーネに頭を上げる様に促す


「そう言って下さると幸いです」


リジッドは悔しいそうに僕達を睨む。それに対し僕は、ドヤ顔で答える


「なぁ〜にドヤ顔してんのレオくんは。まあ、私達も怪我人を出してしまった訳だからお互い様ってことで…ね?」


「本当にありがとうございます」


「それと敬語禁止で、僕達は同じ戦場を生き延びた仲間の様なもの、言わば友達だから。それにそんなに畏まら無いでよ」


感謝の言葉を言って、頭を下げようとするリーネを遮って、僕が彼女にそう言った。リーネは嬉しそうに微笑んで


「ありがとう」


そういった




近衛騎士団とお互いの事を紹介しあって、今の状況を再度確認し仮設基地司令部に報告する


「フォリッジナイトよりHQへ民間人4人を保護の後ゾンビによる襲撃に会い、現在城内に全ナイトが撤退、現地の多数の生存者を城内にて確認、これよりこの生存者と共に、増援、救助隊の到着まで籠城する。よって救助を要請する」


『こちらHQ…龍崎だ。フォリッジナイトが突入して直ぐにブラックホーク4機中3機にCE大隊を各機12名乗せてそちらに向かっている後の一機は各種防御などに使う重武装だ上手く使え。…それと帰って来たらお二人とも覚悟しておくようにね〜(激おこ)』


やばい、ヒロキさんがガチで怒ってる。声音からやばいのが分かる…

梨沙と二人して体を震わせた


「りょ、了解…」


まあ、どうとでも慣れ‼︎成る様にしかならん‼︎

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