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6

状況を開始して、しばらく進み無人偵察機レイブンが町の上空を旋回し始めた、恐らく弘樹さんが指示したんだろう


「よし、城下町の入り口の門だよね」


「多分そうだと私は思うよ」


「レキ、レイブンにデータリンクして確認してくれ」


「わかった」


そう返事したのは、この部隊の狙撃手で偵察と援護の役割を持つ鏡轢、彼女はアメリカ人とのハーフで、本名はリーグ K レキ、目も良く、射撃の腕もいい。本人の希望で戸籍と国籍共に日本の物に成っている


「確認が取れた、ここが城下町の入り口で間違い無い」


「わかったレキ、吹っ飛ばして」


「ん」


レキがC4プラスチック爆弾を取り付けに行った。その間、僕達は突入の準備をしつつ、周辺の警戒に当たる


「設置終わった」


しばらくして、レキがC4の設置を終え報告して来た。そしてM32連装グレネードランチャー持ちはグレネードランチャーに持ち替えさせ、もしもの時のために門に向け小銃を構え照準させる


「起爆!」


そう梨沙が叫ぶ

ドン!

門が破壊され侵入口が出来るが、起爆した爆弾の音に引きつけられてか、ゾンビがこちらに向け走って来ている


「敵正面構えー!グレネード撃って!」


小銃を構える隊員の後方から、梨沙の叫びと同時にM32連装グレネードランチャーから立て続けに6発のグレネードがポン!と言う音を立て連続で撃ち出され着弾する。だがやはり敵は残った


「グレネード組は再装填急げ!小銃隊撃ち方よーい!」


僕の言葉にグレネード組は再装填に掛かり小銃隊は小銃を構える


「定石道理なら、頭を撃てば活動を停止するはずだよ!皆頭を狙って!」


梨沙が叫び、僕と梨沙を含める小銃隊が照準をゾンビの頭につける。僕達の顔からは少し前に見せていた笑顔や悪戯心が消え冷静沈着で冷酷な光が目に灯っていた。そして引き付ける事無く、グレードの爆炎からゾンビが多数出てきた所で


「撃て」


低めの声で冷静にそう告げた

それと同時に隊員達は一斉にInvader MK18を撃ち、確実にゾンビの頭を粉砕し活動を停止させて行く


「クソ!数が多い!」


隊員の1人が言った


「リロード!援護頼む」


僕がマガジンのリロードに入る


「了解!」


梨沙がそれで出来た穴を埋める


「グレネード組まだ再装填終んないの!」


梨沙が叫びながら聞く


「まだだ!あと少し……出来た!」


唯依が答える


「よし、小銃組少し下がれ!グレネード組撃て!」


ゾンビとの距離が縮まっていたた小銃組を少し後方に下がらせグレネード組に発射命令を告げるポンポンと軽快な音を立てながら、グレネードが撃ち出され炸裂する


「よし、グレネード組小銃に武器を持ち替え!小銃隊着剣!」


グレネード組が小銃に武器を持ち替え小銃隊は、出発前に急ぎで僕の能力を使って作ったマウントレールに無理矢理付けるタイプの銃剣、銃剣の握る所をマウントレールにスライドして装着出来るようにしたMK18式銃剣を着剣させる


「全隊準備よし!」


雅俊が唯依からの報告を僕達に告げる


「みんな行くよ!」


梨沙が着剣したInvader MK18を腰だめで構えながら言う


「小銃隊突撃!グレネード組は小銃で突撃を支援しろ!」


僕の言葉で小銃隊は弾を撃ちながら一気に距離を詰めて行き、ゾンビの群れが薄くなった部分に次々に銃弾や銃剣を浴びせ突き刺し撃つを繰り返し犠牲者0で門前を突破し素早くグレネード組が小銃に装着したM203グレネードランチャーで後ろの門を射撃し門を崩れさせた。ゾンビを押し潰しながら門は崩れ、門を完全に崩し外からの侵入を困難にする


「やって大丈夫だったかな〜」


梨沙が心配そうに門を見ながら言う


「大丈夫でしょ。門はここだけじゃないみたいだし、外に出てきたゾンビは門の崩壊で全部潰れてるぽいし。まあ、レイブンで確認するけどね。それにいざ増援って成ったら、空からヘリボーンするか、あそこを再度爆破して入って来るだろうし」


僕が梨沙の懸念に答える


「それもそうだね。よし、じゃあみんな、先に指示した通りに別れて行動開始としましょう」


「そうだね、それとサップレッサーを全員装着すること以上行動開始!」


僕が肯定し、発砲の音でゾンビが近寄って来ない様にサップレッサーの装着を指示する


「「「「了解!」」」」


隊員達が自分に指示された分隊(以後分隊のことをナイトと呼称)の指揮官の元に集まり城下町に3方向から進み捜索を始める



「閑散としてるね」


「まあ、そうだね。ゾンビが居るようじゃそうなるでしょ」


「町の他の人達はどう成ったのかな?」


「恐らくゾンビに成ったか、何処かに隠れているか、はたまた何処かに逃げたか、いずれかだよ」


「そうだね逃げていることを祈ろう」


梨沙がそう言う彼女の手は震えていた。だから彼女の手を僕は握る


「大丈夫だよ、僕達は誰もゾンビの仲間入りなんてしないしさせない」


「そう…だよね」


「あぁ、そうだよ」


その時、タッタッタと言う走っている様な音が聞こえて反射的にこの場にいる全員が音の方向に銃を向ける


「きゃあ!」


そんな悲鳴と共に出て来たのはドレスの丈を動きやすい様に切った様な格好をした少女だった


「撃つな!銃を降ろせ」


冷静に指示し、全員に銃を降ろさせる


「フォリッジナイトより各ナイトへ要救助者1名を確保した」


『こちらルーンナイトこちらも要救助者3名を確保した。これよりそちらと合流する』


『こちらにマジックナイト残念ながら要救助者発見出来ず、これよりそちらと合流する』


「了解」


「大丈夫ですか?」


僕が無線でやり取りをしている時に梨沙が女性はいや訂正しよう少女に聞くがびっくりしたのか、腰を抜かしてしまっている様だ


「あぁぁ…」


彼女が出て来た左方向の路地からゾンビが来た


「ふん」


僕は不適に笑い、獰猛な猛禽類を連想させる目に成り、Invader MK18を突き出す様に構える


「9時方向より敵多数接近!密集し撃破する!」


「了解!」


梨沙がいの一番に答え少し遅れて他の隊員も返事をする


「撃て!」


梨沙の合図の元全員がフルオートで路地に向かって銃撃をする。サプレッサーで音が削がれた銃声がプスプスと成り、その音が成る度にゾンビが一体は確実に倒れる。だがゾンビの量は尋常では無いため少しずつだがこちらへの接近を許しつつある


「不味いな…」


「そうだね、かなり不味いかも…あなた、あなたのお名前は?」


先ほど路地から出て来た少女は、銃を撃ちゾンビを倒して行くAG00部隊の隊員を見てポカンとしていた。恐らくは銃を見たこと無いのだろう。しかし、そうこうしているうちにもどんどんとゾンビは迫って来ている。その事実を理解したのか敵では無いと判断したのか、少女は口を開く


「助けて下さった!父様が母様が!」


少女がそう叫ぶ。スルとその声に反応したかの様にゾンビが走り出した


「クソ!不味い!撤退だ!撤退!」


僕が叫び、隊員達が走り出す


「今はここから逃げます少し我慢してくださいね」


そう言うと梨沙は少女を肩に担ぎ後退を開始し僕はその間にも走ってくるゾンビにM67手榴弾を片手と口を使って安全ピンを抜きお見舞いする

ドンッ‼︎

手榴弾が炸裂しその破片やワイヤーを飛ばしゾンビを粉微塵にするのを見て僕も撤退する


「レオくんこれから何処に?」


「取り敢えず皆と合流したいから城の方に行こう、他のナイトにも知らせて!」


「分かった」


梨沙はそう返事して無線機に向かって、集結地点を通達する


「フォリッジナイトより各ナイトへゾンビの攻撃を受け要救助者1名と共に城の方向に撤退中。集結地点を城に変更する。との事だよ」


『ルーンナイト了解』


『マジックナイト了解』


「各ナイトから了解の返事が来たよ」


「わかった」


後ろを振り返ると


「あぁぁ…!」


ゾンビが走りながらものすごい量がおって来て居た


「やばいやばい‼︎全員急げ!走れ走れ!」


後ろからはものすごい量が追ってくるが、幸いな事に前にゾンビは居なかった。

にしたって多すぎだろー!笑いものになんねーーーー!


「レオ早く来い!早く!」


正面の城の入り口の跳ね橋の前で雅俊が叫びながら手招きする

そんな事より援護射撃しろよーーーー!

「ルーン、マジック各ナイト援護射撃をする!用意しろ!」

唯依がそう言ってくれるのが聞こえてくる

さすがっす!今天使に見えるっす!

やばいのは変わんないけど…


「撃て!」


唯依の号令の元援護射撃が開始される

もう、唯依さまさまだよ!本当!

援護射撃が効果を発揮し始め後ろから迫っていたゾンビとの距離が段々開いて行く。だが十分じゃ無い

しょうがないな〜僕が時間を稼ぐか

僕は、地面に足を突き立てるようにし足で自身の体にブレーキを掛け少し右に回転、スライドしながら後ろを向くとInvader MK18をスリングとの接続の部分の左右押し込み式ボタンを押してスリングとの接続を切りその後、手を放し粒子変換器を使って粒子に変換し粒子変換器の中にぶち込むとタクティカルベストも粒子変換器に入れ身軽に成る。その代わりに西洋騎士風のプレートを身に付ける


「レオくん何やってるの!早く走って!」


梨沙が叫ぶのに僕は「時間を稼ぐから先に行って」と言って梨沙が制止するのも構わずフォリッジウォーリア2丁をホルスターから抜き放つ


「ばん!」


擬音語を放ち即座に両手に持ったフォリッジを時に左から2発、時に右から1発と言う風に不規則に撃ちながら走って距離を詰める。フォリッジウォーリアが使用するコルトガバメントと共通の45APC弾は1発1発正確にゾンビの頭に当たり頭蓋骨を粉砕しゾンビを確実に倒して行く。更に僕の能力でフォリッジのチェンバー内に電気を送りレールガンの要領で威力を増してある為1発で3体ぐらいのゾンビの頭蓋骨を粉砕している。そしてゾンビの群れに突入し、地面に手を付き逆立ちの要領で立ち、立って行く最中に両足を左右に開き下半身を捻って力をため一気に力を解放して複数のゾンビにダメージを与え、かつ吹き飛ばす。それで出来た隙間を使ってフォリッジの間合いを取り四方八方から来るゾンビに射撃を開始する。また数に押されて来て更にゾンビの群れの奥に流されたら今度は空高くバク宙して、バク宙している最中に下を向いたら、その時にフォリッジを撃ち、着地する場所を作り。逆立ちしての繰り返して行く。勿論状況に応じてゾンビの攻撃を否したり、バク転などでかわしたりしながら正確に1発でゾンビを倒して行く


「全フォリッジナイトの撤退を確認後はレオくんだけだよ!早く走って!」


梨沙が援護しながら叫ぶ


「了解!離脱する!」


僕は、フォリッジをホルスターに納め、先程より大きなバク宙をして距離を取り、ゾンビの群れから脱出。着地寸前で体を捻り、最後だと言わんばかりに粒子変換器からツバメの形をしたクナイを持ちレールガンの要領で尚且つ今後の事も考えて出せる最大出力で投げる

ドーン‼︎


「「「「はあ?」」」」


すごい速さで、ツバメ型クナイがあたり速さゆえにすごい威力の爆発の様に成る。それを見てAG00部隊の面々は驚きと呆れの声を上げる。そのおかげで貴重な距離が稼げたのをチラリと後ろを確認しながら確かめ全力で走る


「跳ね橋を上げろ‼︎」


走りながら僕は叫ぶ


「でも、まだレオくんが跳ね橋に到着してないよ‼︎」


梨沙が躊躇う


「いいから上げて‼︎僕を信じて‼︎」


「でも!!…」


「信じてやろうぜ!」


なおも躊躇う梨沙に雅俊が梨沙の肩に手を起きながら言う。そして跳ね橋が上がり始める。跳ね橋まで後10メートルに成った所で、僕の能力(以後ライトニングエレクトと呼ぶ)を使ってレールガンの要領で電気を使って足の裏を弾き一気に加速し丁度中間地点ぐらいまで上がった跳ね橋の端っこに向けジャンプし橋のギリギリの所で掴み振り子の要領で体を前後に振り勢いが付いた所で閉じて行く跳ね橋の中に滑り込み、そのまま文字通り滑りながら梨沙の元に行く。すると梨沙が涙目で抱きついて来た


「バカ!無茶して心配したんだから!私、私レオくんが居なく成ったらって考えると怖かったんだら〜」


そう言って僕の胸に顔をうずめて泣き出してしまい僕は梨沙を強く強く抱きしめた


「大丈夫、僕は必ず梨沙の元に戻るよ何があっても例え死んでいたとしても」


「バカ死んでたら意味ないよ」


瞼に涙目を浮かべなが笑顔でそう言う梨沙。しばらくそうして抱き合っていた


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