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「なるほどそう言う事か。つまり我々は元の世界からこの異世界に飛ばされたという事か…」


エルビン アンドリュー司令が呟く

彼らには、これまでの事全てを話した。周辺の情報と一緒にだ


「そうです」


ぼくが肯定する


「にわかには信じられませんね」


翡翠中将が言う


「だが…これが現実なんだろう」


アンドリュー司令は僕達が持って来た衛星からの航空写真を見ながら言った


「ですが、実感が湧かないですね」


「確かにな、だが我々が異世界トリップしたなら日米両政府からの通信途絶も納得出来る」


しばし沈黙が続く

「…それでアトランティスとしては我々をどうしたいんだ⁇我々をアトランティス海兵隊に組み込むか⁇」


ここから交渉開始だ


「いえ、我々はあなた方がを援助します」


「⁇どう言う事だレオ」


翡翠中将が質問する


「聞いたとうりの意味です。我々は日米両海兵隊に武器弾薬、燃料やその他補給物資を提供します」


「この島を緩衝材に使う気かね⁇」


アンドリュー司令が僕と梨沙を睨みながら言った


「はい。ここは先ほど説明したと通り、アトランティス、前アトラス王国時代に敵対関係を築き、実質的にはアトラス王国を滅亡させた軍事国家アルバイ教国との国境とも言える場所に転移して来ました。位置的にもここが一番緩衝材として使えますから」


「ふざけているのか?レオ」


翡翠中将が殺気を出しながら低い声でそう言う


「日米海兵隊の隊員に死ねと言うのか⁇」


「そうでは、ありません。アトランティスはアトランティス側で軍事的支援もしますし、アトランティス海兵隊もこの近くに駐屯させますし海軍からは第1艦隊を派遣します。これらと共闘と言う形を取って欲しいのです」


「我々は日米海兵隊を決して見捨てません。日米海兵隊の要望は真にアトランティスの国民に負担をかけない限りは全ての要望に応じます」


梨沙が僕の後に続いてそう言った

しばしの沈黙


「我々日米海兵隊に必ず補給物資などを提供するのならいいだろう緩衝材に成ろう」


翡翠中将が前に出る


「では、日米海兵隊の要望を言おう

1.アトランティス国は武器弾薬、食料、燃料を日米海兵隊及び日米陸海空軍に供給すること

2.我々日米海兵隊及び日米陸海空軍にアトランティス国が所有する軍事衛星を含め全ての衛星使用を許可する

3.アトランティス国は軍の編成などの軍事情報全般を日米海兵隊及び日米陸海空軍に開示すること

4.アトランティス国は日米海兵隊及び日米陸海空軍に周辺の情報を新旧問わず全て公開すること

5.アトランティス国は円卓島に今後必要に成るだろう政治的判断に一切口出ししない

6.アトランティス国は円卓島に居る日米海兵隊の隊員及び陸海空軍の兵士、関係者にアトランティス国内で使えるパスポートとビザの発行をすること

7.アトランティス国は島の活性化の為の手伝いをすること

8.日米海兵隊隊員及び日米陸海空軍兵士とその関係者に出す給料をアトランティス国政府が全面負担すること

以上だ」


翡翠中将の言った内容は事前に弘樹さんと話し合った時に認めることが出来る範囲に収まる内容だった


「その条件全て飲みましょう」


「「…‼︎」」」


アンドリュー司令に翡翠中将は全てを飲むとは思ってなかったようだ。恐らくは軍事の項目に関しては受け入れられないと思って次の手を用意していたのだろう


「我々はあなた方日米海兵隊と日米陸海空軍を信頼します。日米海兵隊と日米陸海空軍も、我々アトランティスを信頼してください」


梨沙が繋ぐ


「…いいだろう決定だ。その他の項目は後日話し合おう」


そう言ったアンドリュー司令の顔には笑顔が浮かんでいた


「はい。その時の交渉は私とレオくんでは無いかも知れませんが」


「そうかそれは残念だ」


翡翠中将が言う。

その時…

ビービービー

緊急警報発令の音が鳴った



「君らも付いて来い」


司令部に急いで行くアンドリュー司令が僕と梨沙にそう言った


「「はい‼︎」」





僕達が司令部に着くとレーダーが正面の大型スクリーン画面いっぱいに広がっていた


「何があった‼︎」


アンドリュー司令が報告を求める


「司令、帆船です。しかも大量の」


この司令部にて指揮をしていた室長が報告する


「帆船だと⁇」


アンドリュー司令のその言葉に僕と梨沙はある事に思い至った軍事国家アドバイ教国だ


「帆船が掲げている。海軍旗は分かりますか⁇」


室長はアンドリュー司令の事を見て見せていいのか視線で聞いた


「コクリ」


それにアンドリュー司令が頷く


「分かりますが何故です⁇」


そう言って室長はスクリーンに帆船を映し出した。そこには教国の海軍旗(男神が人間に何か説教のような事をしている様子が描かれた)が掲げられていた


「これは…僕達の国アトランティスと敵対関係にある教国の海軍です」


僕が相手の正体を明かす


「これがか?」


「はい」


僕が答える


「最近の情報部の報告にアドバイ教国海軍に動きがあるとの事がありました」


梨沙が僕の発言に補足する


「確か先ほども、言っていたな」


アンドリュー司令が思い出したかの様に言う


「無線を借りても?」


僕が言う


「ああ、構わんよ」


「ありがとうございます」


僕は無線を借りてアトランティス本国に今入った情報、敵が接近中てある事をとりあえずしらせる


「こちらアンタレス1、現在日米海兵隊のレーダーサイトがアトランティスに接近中のアドバイ海軍を発見した」


『了解した。海軍第1艦隊に出動を命ずる』


「了解した」


僕は通信を終えアンドリュー司令に報告する


「アトランティス海軍の第1艦隊が出動するそうです」


「そうか…オペレーター、帆船の進路と数は?」


「進路は西方向に数は約5,000‼︎」


「ご、5,000‼︎」


翡翠中将が驚愕の表情を浮かべる


「…では、我々も海軍を動かそう」


「いいんですか?」


僕が聞く


「ああ、君らも知っての通り、憲法改正で自衛隊は日本軍に再編成され先制攻撃が許可された。だから問題は無い」


「いえ、そうではなく連携や通信はどうするんです⁇」


僕が問う


「確かに…」


アンドリュー司令が考え込む


「でしたら、こう言うのはどうでしょう」


梨沙が2つ持って来たアトランティス周辺の(円卓島を含む最新の物)の海図を司令官用の机の上に広げる


「おそらく敵は円卓島から見て西から接近して来ている、ならおそらく敵はここでしょう」


そう言って梨沙は海図の円卓島から見て西の方にある海域をマークする


「そこで我々アトランティス海軍は敵の左側から、日本海軍と米海軍は右側から攻撃します」


梨沙は、更に味方艦隊を海図に書き矢印で進路を書く


「こうすればどちらともタイミングを合わせなくとも一方が先に攻撃して敵が進路を変えても、もう一方からの攻撃で敵の進路は更に塞げますから」


「うむ…だが相手が後方に引いたらどうする⁇」


アンドリュー司令が疑問を口にする


「今回は見逃して下さい、こちらは撃退出来ればそれでいいですから」


「だが、潰せる戦力は潰しといたほうが後々になって有利に働くぞ」


翡翠中将が言う


「確かにそうですが、今回の戦闘であまり此方の手の内を見せたく無いのです。ですから、ミサイル攻撃では無く主砲による攻撃を行って貰いたいのです」


「なるほど…で、何を狙って手の内を隠す⁇」


「敵海軍の殲滅です」


梨沙に変わって僕が答える


「敵海軍の総力はこんなものじゃない…と⁇」


「ええ、現にこの艦隊の倍の敵艦隊があるのが通信が途絶える前の衛星で分かっていますから」


「それを叩くためにも今ミサイル攻撃をして慎重になられても困る、かと言って見過ごすわけには行かないから主砲で対処すると⁇」


「そういう事です」


「ですが、いくらこちらの艦の方が性能が良くても数には勝てないぞ」


翡翠中将が言う


「大丈夫でしょう、敵の主砲の射程距離外から撃ってもらいますから」


「敵の主砲の射程距離はどのくらいだ⁇」


「諜報部によると400m程だそうです」


「分かったその作戦で行こう」


アンドリュー司令が言う


「「ありがとうございます」」


僕と梨沙がお礼を言う


「礼などいらないぞ、何しろ我々は同盟を組んだその時から仲間だからな」


アンドリュー司令が言う。僕と梨沙はその言葉にもう一度頭を下げる


「これが通信コードです」


僕がコードを教える許可を取りコードを書いた紙を渡す


「確かに受け取った」


アンドリュー司令がコードを受け取る


「ヒスイ、第7艦隊と第0護衛艦隊にこのコードと作戦プランそれと事の経緯を教えろ‼︎大至急だ‼︎」


「イェッサー‼︎」


翡翠中将が無電を使って艦隊に命令を打つ

第0護衛艦隊とは全艦がイージス艦で構成された艦隊の事だ。とは言ってもやはり今まで各護衛艦隊群に居た艦を動かすと本国の防衛がおろそかになるとのことで新たにイージス艦を建造する事に成ったのだ。この時建造された艦に搭載されたSPYレーダーはアメリカのSPYレーダーでは無く、日本が独自に開発した完全国産レーダーSPY-1Jレーダーである。このSPY-1JレーダーはSPY-1レーダーなどの既存のレーダーをベースとせず一から研究して開発したレーダーでその性能はSPY-1レーダーよりも高く同時捕捉目標数は300、情報処理能力は倍に成り、ミサイルの迎撃率はこのレーダーのおかげで搭載艦はほぼ100%に成った、更にステルス目標の捕捉も可能でアメリカのB-2爆撃機、F22、F35なども捕捉できる程高性能だ。これを搭載した艦はみかさ型10隻、ゆうばり型10隻でまだまだ建造中だ、更にこれらの艦は艦体が装甲化されているためそう簡単には沈まない。これらの艦は今就役しているものすべてが第0護衛艦隊に配備されている。その世界最強とも言える艦隊とアメリカ最強の艦隊が出撃してくれるそうだ

————————————————

「長官緊急電です」


「…なに⁇」


この第0護衛艦隊司令長官の水沢 濯翔少将が眉をひそめる


「どうしたのタクト?」


このみかさ型イージス艦1番艦みかさの艦魂が濯翔に聞く


「みかさか」


そう言って今来たばかりの2枚の命令書を渡す『本日我々は異世界に転移した事がこの世界に同じく転移して来た者によって作られた国家アトランティス国我々に接触しており異世界である事を証明した。それに対し我々はアトランティスと臨時で同盟を組む事となった。同盟内容はアトランティスは日米海兵隊及び日米陸海空軍に対し、補給物資を提供する。日米海兵隊及び日米陸海空軍はアトランティスの要請があれば出撃しアトランティス海兵隊及び陸海空軍と共闘する事。また日米海兵隊及び日米陸海空軍はアトランティスの接続海域を警備する事。これが同盟の条件となった総員心に留めておくように』そしてもう1枚には『第0護衛艦隊及び第7艦隊は本同盟初の共同作戦に参加してもらう。本作戦は現在レーダーで捉えている大艦隊への挟撃だ。これにはアトランティス海軍第1艦隊も参加する。また、ミサイルの使用は禁止とする。本作戦開始時刻は0930時とする。初めてのしかもぶっつけ本番の共同作戦だが、諸君の活躍に期待する』


「なにこれ?」


みかさが濯翔に問う


「司令部からの命令電文だよ」


濯翔が答える


「司令部はふざけてるの⁇」


「いや、アンドリュー司令はそんな人じゃない」


「じゃあ、本当に異世界に私たちは来てしまったの⁇」


「ああ、にわかには信じられないがな」


「でも、もし私達が異世界に来てしまったなら私達の通信機が一切の電波を探知出来ず沈黙しているのも、私達のいる場所が地球じゃないからなら納得できるよね?」


「まあな〜本国が応答しないんじゃなくて、俺らが居るべき世界に居ないんじゃあ連絡の取り用もないものな〜」


「そう言う事だね」


みかさが返す


「それで、どうするの⁇」


「どうするとは⁇」


みかさの問いに何を聞いているのか分からず聞き返す


「作戦に参加するの?しないの?」


「そんな事聞かれたって命令なんだから参加するに決まってるだろ」


みかさが問い直し濯翔が答える


「命令だけじゃないでしょう?」


「まあね。個人的には異世界の軍勢の艦艇がどんな物なのかとどんな戦闘をするか興味があるって言うのもある」


「タクトらいしね」


「そうか?」


「そうよ」


投稿遅れて申し訳ありません。ちょっと学校の成績が悪くて携帯取り上げと12/20に行われたサバしよに行って来たので書く時間がありませんでした。本当に申し訳ありません

m(_ _)m



次回は出来れば元日出来なくても1月中に投稿します。次は海戦です

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