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イスレード王はベルナードの喉に刺した剣を引き抜き、そのまま彼の左目、右目の順に突き刺す。
そして、動かなくなったベルナードをゴミのように馬上から投げ捨てたのだ。
そのイスレード王の顔は、怒りと憎悪に塗れていた。
「押せ!!セルバス王国攻略は目前だ!!
------------------"ガイアスの聖なる大樹"を再び!!」
マデリアは朦朧とする意識の中、そんなイスレード王の声を聞いた。
"これは死ぬな"。
なんとなくそう察する。
別に死は怖くない。
養父母や義弟。敬愛するセルバス王国や義父母であるライニガー前侯爵夫妻。
そして最愛の夫、ベルナードが待っているのだから。
あぁ、だけど。
一つわがままを許されるなら。
<どうか私に復讐する機会を······!!>
愛するセルバス王国を、こんな風にした奴らが許せない。だから、どうか。
そこで、マデリアの意識はプツリと切れた。




