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ガイアスの聖なる大樹  作者: 琵琶ノ弦
序章

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2


イスレード王はベルナードの喉に刺した剣を引き抜き、そのまま彼の左目、右目の順に突き刺す。

そして、動かなくなったベルナードをゴミのように馬上から投げ捨てたのだ。


そのイスレード王の顔は、怒りと憎悪に塗れていた。


「押せ!!セルバス王国攻略は目前だ!!


------------------"ガイアスの聖なる大樹"を再び!!」


マデリアは朦朧とする意識の中、そんなイスレード王の声を聞いた。


"これは死ぬな"。

なんとなくそう察する。


別に死は怖くない。

養父母や義弟。敬愛するセルバス王国や義父母であるライニガー前侯爵夫妻。

そして最愛の夫、ベルナードが待っているのだから。


あぁ、だけど。

一つわがままを許されるなら。


<どうか私に復讐する機会を······!!>


愛するセルバス王国を、こんな風にした奴らが許せない。だから、どうか。


そこで、マデリアの意識はプツリと切れた。

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