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第一王子であるライオルと、エルファエル公爵家の次女であるアリーシャの婚約は二人が5歳の頃に決まったと聞く。
アリーシャが選ばれた理由はいたって簡素で、ライオル王子と釣り合う令嬢が三大公爵家で彼女しかいなかったからだ。
サンドレン公爵令嬢だったメニアドールは父親が国弟の為、"血が濃すぎる"という理由で却下。
もう一つの公爵家、レイモンド公爵家は生まれたのは男子ばかりで、女子がいなかった為に候補にすら挙がらず。
エルファエル公爵家には娘が二人いるが、男子が生まれなかって為に長女は"分家の男児"と結婚をする"跡取り娘"だったので却下。
故に、エルファエル公爵家の"次女"だったアリーシャしか残らなかったのだ。
周りに決められた結婚だったが、二人は良好な関係だったと思う。
それが少しずつ"何か"が変わっていき、やがてその"何か"は大きなズレとなる。
『あの女·····!!!
あの女がいなくなれば····、殿下はまた私をみてくれるって思ったのよ·····!!!』
メニアドールが最後に見た彼女は痛々しくて、見ているこちら際が辛くなる姿だった。




