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ガイアスの聖なる大樹  作者: 琵琶ノ弦
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「旦那様は今日も元気に王城にお仕事をされに参りましたよ。カルロス様も朝から元気に鍛錬をされております。

ばぁやも、今日も元気でございますよ。」


「·····夢の中の暦は王国歴654年、私は26歳だったの。今は何年??私はいくつ??」


「今は王国歴638年でございますよ。

お嬢様は先日10歳の誕生日を迎えられたばかりですわ。」


「お父様たちが亡くなったあと、私は騎士に連れられて名前を変えて国外に亡命したわ。

ねぇ、ばぁや。私の名前を教えてちょうだい??」


「お嬢様のお名前は、"メニアドール·サンドレン"様でございますよ。

我がイスレード王国三大公爵家、サンドレン公爵家のお嬢様でございます」


あぁ。

予想が確信に変わった。

間違いなく時を遡ってきたのだ、と。


脳裏に映るのは、フリンゲルツ男爵家の面々やライニガー侯爵家の皆。

敬愛したセルバス国王。


そして愛する夫、ベルナードの笑顔。


『どうか私に復讐する機会を-------!!!』


死ぬ間際、強く強く神に願った。

もしかしたら、その願いが神に届いたのかもしれない。


<あんな大規模な侵略、一日二日で準備できるわけないわ。必ず、長期的な計画があったはず>


セルバス王国だって諜報部隊はあったのだ。

彼等の諜報の網をくぐり抜けての侵略は、並大抵の準備では出来ないだろう。

 

それこそ、数十年レベルの準備をしなければ。


<ってことは、その計画はもう動いているかもしれないわ。>


心は決まった。

"その計画"を阻止すること、そしてその首謀者および関係者を地獄に落とすこと。


<今度こそ、絶対に>

 

大切なものを守る。そう、強く誓った。

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