23話
だいぶ間が空きましたね(笑)
「こらぁ!!待ちなさい!!」
そう言いつつこちらを追いかけ来ているのは、リアスだ。しかし、ただ追いかけてくるわけではない。
「えい!!」
彼女は得意の火魔法を、俺に放ちながら追いかけて来ている。
「レオン、頑張るんじゃ~」
そうのんきに言うのは、この現状の首謀者のタイバーンだ。
「そんなこと言ってないで止めてくれよ!!」
そういった直後俺の横を火球が通りすぎ、前の地面に当たって爆発する。
「うわ!!」
驚いて止まり、後ろを見るとリアスが笑いながら火球を作っているのが分かる。それを見た俺は再び走り始めた。
そもそも何故このような状況になったのか、それはタイバーンとの朝の会話から始まった。
「レオン、お主は魔法を見たことはあるか?」
「魔法?魔法ならいつも使っているから、見たことあるに決まってるじゃないか」
魔法ならいつも使っているし、タイバーンが使う所も見ている。
「違う、相手が撃ってきた攻撃魔法じゃ」
「一応あるけど」
王都に行ったときのゴタゴタで経験している。
「じゃが、あまり難度の高い魔法ではなかったじゃろう?」
「まあ、確かに」
あの時は焦っていたため、あまり気にする暇がなかった。しかし、今考えるとあまり難しそうな魔法ではなかった。
それにしても何であの時誘拐されていたのか気になる所ではある。
「それでは、高度な魔法を使われた時の対応が難しいじゃろう」
「確かにそうだけど…」
「じゃから今回は、相手の放った魔法を避けたり、打ち消したりしてもらおう」
「わかったよ」
相変わらず計画性があるのかないのかわからないな…そう思いつつ外に出る。外に出て少し歩き、広い場所に行く。しかし、そこにはすでに先客がいた。
「遅いわよ‼」
「ゲェ、リアス!?」
「ゲェとは何よゲェとは!?」
「いや、な、何でもないよ、それより何でここにいるんだよ?」
「それはワシが頼んだからじゃよ」
「そういう事、あんたの特訓に付き合ってあげるのよ、感謝してよね」
別に頼んでないのでご遠慮したいのだが…どういう事か確かめる為にタイバーンを見る。
「すまんがリアスの機嫌をとるために付き合ってくれんか?」
「嫌だよそんなの」
「頼むこの通りじゃ」
まったくこの老いぼれめ…そう思いながらも日頃世話になっている事だし引き受けるか。
「はぁ、わかった。付き合うよ」
「そうか、すまんのう」
そう言いながらも笑って答えるタイバーンを見て、謀られたことに気がついた。
「タイバーンもしかして「ちょっと‼」
「さっきから何をコソコソ話してるのよ、やるの?やらないの?」
「大丈夫じゃ、今行く」
「お、おいちょっと待って」
「そう、それじゃあいくわよ」
俺の言葉が無視されたまま話が進んでいく、そしてリアスの手にだんだん炎が出来上がっていく、そしてそれはリアスが手を振り下ろすと同時に炎が飛んでくる。
「いっけぇぇぇぇ‼‼」
「うわぁぁぁぁぁ‼‼」
そして冒頭に戻る。
「さあ、追い詰めたわよ」
「ま、待てこれは訓練だろ」
リアスに追いかけられていつの間にか山の近くに逃げていたようだ。
そして前には、笑いながらジリジリとこちらによってくるリアスがいる。
「訓練はこれくらいにして早く帰ろうよ」
「何言ってるのよ、まだ始まったばかりでしょう?」
そう言って腕が振り下ろされた。
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