21話
王都への時間を長くしました。
文法がおかしいところがあるかもしれませんがご了承下さい…
ガタッ!ゴトッ!
王都に着いて一日で帰るようになってしまった俺達は、二日続けて馬車に揺られるという最悪の状況を迎えていた。
行きだけでもう精一杯という感じだったのに、帰りも合わせて二日連続になると、三半規管は悲鳴をあげ、身体は酔いを通り越してもはやなにも感じなくなってくる。
本来なら王都に五日程滞在する予定だったので、ここまで酷くはなかっただろう。
早朝に出発した馬車は、また長い時間をかけて故郷へと向かっていく。
だいたい三時間ほど走り続けており、朝出たときは地平線上にあった太陽も今は、頭上で地上を照らしている。
「ううっ、お腹すいた…」
「我慢するんだ、レオン」
昼食等は食べたら確実に吐くので、なにも飲まず食わずでいかなければならない。
「そういえば、レオンはあの魔宝石を何に使うんだい?」
「一応魔力を込めて、もしもの時使えるようにしようと思います」
昨日買った魔宝石は、ある程度大きくそれなりの魔力が入るとカルフさんは言っていた、この先あんなことはめったにないと思うが、念のため魔力が切れても大丈夫なよう魔力を込めておくことにしたのだ。
「そうか、それなら魔力を込めるのは寝る前にした方がいい、使いきっても寝れば回復しているからね」
「はい、そうします」
魔宝石に魔力を込めて、中の魔力を使おうとしても、ほんの少しだけ魔力をロスすることがある、その際魔宝石の色にあった魔力を込めるとロスがほとんどなくなる。
色のある魔宝石を買うのは大抵が自分の適正属性にあった魔宝石を買う。
なので普通は、自分の適正属性にあった魔宝石を買う、もちろん俺も、自分の適正属性にあった白色の魔宝石を買った。
ただし、自分の適正属性と同じ魔宝石を持っていると、相手に適正属性がばれるため、カモフラージュとして何色か持っている人も多い。
「レオン起きるんだ、レオン!!」
「うーん…はっ!!ここは?」
「もう家に着いたよ、さあ早く馬車から降りるんだ」
あの状況で寝れるとは…少し自分が恐ろしく感じるな…
馬車から降り、固くなっている身体をほぐしながら家に向かって歩き出す。
カルフさんは馬を馬小屋へとつれていき、グレンはもう先に家の中に入って行ってしまった。
日はまだ昇っているものの、最後に見たときより、確実に西に傾いているのが分かる。
「レオン様お帰りなさいませ、初めての長旅でお疲れでしょう、さあ早く家の中に入りましょう」
庭で身体をほぐしていると家の中からソーヤが出てきて、俺の手を引いて家へと向かう。
ソーヤに手を引かれ家に入ると、グレンとクラがリビングで待っていた。
「お帰りなさいレオン、王都はどうだった?」
「楽しかったです」
俺がそう答えると、微笑みながら、そう、よかったわと返した。
「レオン、王都で話せなかった話をしようか」
そうグレンが言うのを聞くと忘れかけていた話を思い出した。
「確か、ロバートさんと何を話していたかですよね?」
「うん、そうだよ、まあ正式にはロバートだけじゃないけどね、あの後僕はロバートと一緒に王城の謁見の間に行っていたんだ」
「謁見の間!!」
謁見の間とは、国王が貴族や他国の大使等と話し合いをする間のことだ。
「ああ、それで今回の事件の事を話しあってね、レオンは確か王立魔法学校に行きたいと言っていただろう?」
「え、ええ」
「正直に言うとこの領地じゃあ、入学金を払えるかどうかわからなかったんだけど、国王が今回の事件のお礼にと入学金を免除してくれたんだ」
「え、それはつまり」
「レオンは、八歳から王都の魔法学校に通える事になったんだよ」
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