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剣と魔法と転生者  作者: 将棋好き
2章
17/25

17話

「ここはどこ?」


 周りを見渡し、そう質問してきた彼女に、見惚れていた自分を現実に引き戻す、と言っても俺もここがどこかわからないので、返答に困る。

 どう答えるか悩んでいると、こっちの空気を察したのか、あたりさわりのない質問に変えてきた。


「あなたの名前は?」


「僕の名前はレオン、レオン・ウェスコット、君は?」


「私?私の名前は、アミュリシア・ディアシス、よろしくね」


「ああ、よろ‥し…く?」


 ん?今ディアシスって言ったのか?


「ご、ごめんもう一回名前を教えてくれる?」


「アミュリシア・ディアシスよ」


 …と言うことはお姫様…?

 本当に?

 不審に思い鑑定眼を使う、すると





 名前:アミュリシア・ディアシス



 レベル:8

 種族:人間

 HP:31/68 MP:11/28

 職業:王族

 先天性スキル

 光属性魔法 レベル38

 火属性魔法 レベル19

 後天性スキル

 裁縫スキル レベル31

 水属性魔法 レベル7

 威圧スキル レベル3

 ポーカーフェイススキル レベル17

 加護

 初代勇者の加護

 美の女神の加護

 知恵の神の加護

 精霊王の加護





 …いや、なんかいろいろ凄いんですけど…第一何故に先天性魔法が二個もあるんですか…

 まあ、世の中にはそういう人もいるってタイバーンも言ってたよ、でも本当に数が少ないって言ってたし、何十年に一度の天才じゃないか、何誘拐されてんだよ!!


 ふぅ、一旦落ち着こう、取り敢えず今からどうするか考えよう。

 まず彼女をどうするか考えないとな…


「どうしたの?考えこんで?」


「いやぁ、ちょっとね…」


 あ、お姫様か、やっぱり言葉に気を付けなきゃいけないかな。


「いえ、なんでもありません」


「王女だからって、そんなにかしこまらなくてもいいのよ」


「ですが」


「別に王女と言っても王位継承権は第六位だから」


 そう自嘲気味に言うと辺りを見回してから一言


「そろそろお別れの時間ね」


 と言った。


「?それってどういう」


 そこまで言うとアミュリシアの言った言葉の意味が分かった。

 大勢の人の足音が、こちらに近づいて来ているのが分かった。

 まださっきの奴等の仲間がいたのかと思い警戒する、するとアミュリシアが


「大丈夫よ」


 と言った。


 すると近づいているのが誰なのか分かった。

 銀色の甲冑に身を包み、持っている盾には、この国のシンボルである鷲の絵が描かれている。

 近衛騎士団だ。

 近衛騎士団は直ぐにアミュリシアの元へ行き、無事を確かめると数人が、誘拐犯を連れて行くのに別れると、すぐ立ち去って行ってしまった。


「ありがとう、お陰で助かったわ」


 近衛騎士団に囲まれて立ち去る途中、振り向き様にそういった彼女は、すぐ前を見つめて立ち去ってしまった。


「何だったんだよ…」


 僅かな間に色々あり、混乱していた為自分が迷子になっているのを思い出すのは、暫くたってからだった。

誤字脱字やアドバイス等ありましたら感想で教えてください。

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