闇
午後二時、ギターと椅子と散らかった部屋の明かりを落とす。カーテンも閉めて鍵をかけてギターを抱えてそっと座る。ポロロン。何も言えない世界で微かな呼吸音が知らない場所へ消えていく。自転車の空気入れ、包丁の研ぎ、楽器のチューニング、それらに該当するものが自分にとって真っ暗な部屋でそっとギターを弾くことだ。誰しも聞いたことのあるフレーズから始まり、特に意味のない音の連続までぶっ通しで鳴らすのが見えないネジをキュッと締めてくれる気がして少し楽しかったりする。
じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃじゃじゃじゃ
自分の嫌いなところを思い浮かぶ。ぎいい と音がする。体が気に入らない。細くて病弱で汗をかくと臭い。話す言葉が信じられない。誓った約束もありがとうの一言も言えない口なんて、ずっと塞いでしまおう。失敗して後悔して落ち込んで死にたくて、でも痛いのはいやで怖くて逃げだして、さらに苦しくなって死にたいと願う。無力で背中はいつも丸まって下向いてる自分。プラスになったことなんて今まであっただろか。きっとトータルマイナスになっているにちがいない。
フラワーカンパニーズの深夜高速を歌う。
ごめんなさいも言えない。全然死なない屑。もういいや、と思いながら飛び降りれない一人を掴んで離さないジブン。そんなジブンを信じれる時を待っている、待っているだけ。いつか本当に消えたい時は「生きててよかった」と言いたい。
そんな闇。そんな自分コンサートです。
ジャカジャン




