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糖分多め


ピロロロ~ン

子供の時、魔法にかけられて以来、時折甘いものを欲しがってしまう体になってしまった。だからいつもポケットに飴玉が入っているんだけれど、なぜか今日は一個しかなかった。叩くとビスケットが増える魔法があるらしいのだが自分は全く使えない。

「困ったな…」

途端視界が揺れ始めた。今まで感じた事のない感情が胸に溢れて溢れて溺れそうだ!

「だ、大丈夫!?」

ああ、声が聞こえる。確か隣の席のシロさん。いつもは物静かで退屈な子だと思っていたけど、心配してくれているとわかって嬉しい、と同時に心が叫びだした。「一人にしないで」甘える声が頭の中を駆けずり回りだす。シロさんが肩を掴んできた。

「顔色、悪いよ?誰か呼んでこようか」

「い…やだ」

「…え?」

裾をしっかりとつかんで離そうとしない自分の手。こんな姿を他人に見られてはもう生きていけないなと、思うと同時に切なさがこみあげてきてどうにかなってしまいそうだ。今、他人に甘えたくなっているのはきっと魔法のせいだろう。

「…じゃあここにいる」

「あ、ありがとう…」

気付くとお互いに手を握りしめあっていた。




飴玉を口の中でコロコロ転がす毎日。あれから何度か人に甘えたくなる現象が起こりそうなときは休んだ。それでも他人にバレそうになった時はシロに助けてもらったりと恥ずかしい思いをしながら過ごしていった。最近はシロにかかわるだけで顔が赤くなってしまうので大変だ。


あれ?もしかしてコレ…



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