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音というより、響く  作者: 夕月(ゆうづき)遥(はるか)
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第8話〜勲章

おはようございます。書かせていただきました。ご一読書いただけましたら幸いです。いよいよ 謎が解き明かされていきます。謎の騒音の意味は?楽しみくださいませ。

……歴史の、食い違い?」

 蘭の言葉に、怪異は影のような顔を歪めていびつに笑った。

《そうだ。お前たちが教えられてきた平穏な歴史は、奴らが都合よく書き換えた絵空事よ。現に、この国は再び同じ破滅へと向かっておる》

「どういうこと、説明して!」

蘭が詰め寄るが、怪異の輪郭はすでに霧のように薄れ始めていた。

《わしの時間はここまでじゃ。真実を知りたくば、中央図書館の地下深く、禁忌の書庫を開け。そこにすべてが眠っておる》

消えゆく怪異の手から、カラン、と鈍い音を立てて何かが蘭の足元へ落ちた。

拾い上げると、それは煤けてひどく変色した、見たこともないデザインの古い勲章だった。

御一読いただきまして誠にありがとうございました。次書きます。どうかよろしくお願い申し上げます。

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