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第19話〜濁流
聞かせていただきました。蘭たちは破滅に向かうのでしょうか?、それとも・・・。まだ、生き残る道があるのです。お読みいただけましたら幸いです
蘭は小さく絶望の笑みを漏らし、ゆっくりと指の力を抜いた。床に落ちた禁書が重い音を立てるのと同時に、彼女は崩れ落ちるように膝をつく。
「……私の勝ちよ、蓮。これで長老会も、私も、すべて終わり」
彼女が呟いた瞬間、地下室の壁に刻まれた古い紋章が、禍々しい赤紫色の光を放ち始めた。本を手放したことで、皮肉にも「所有者の絶望」をトリガーとする真の滅びの術式が起動してしまったのだ。
蓮は素早く銃を holster に収めると、呆然とする蘭の腕を強く掴んで引き立たせる。
「くそっ、最初からこれが狙いか! 蘭、走れ! 過去の清算は生き延びてからだ!」
地響きと共に天井から瓦礫が降り注ぐ中、二人は崩壊へと向かう暗黒の迷宮を駆け抜けた。背後からは、すべてを飲み込もうとする光の濁流が迫っていた。
もう一読いただきまして本当にありがとうございました。、




