表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
音というより、響く  作者: 夕月(ゆうづき)遥(はるか)
PR
20/22

第19話〜濁流

聞かせていただきました。蘭たちは破滅に向かうのでしょうか?、それとも・・・。まだ、生き残る道があるのです。お読みいただけましたら幸いです

 蘭は小さく絶望の笑みを漏らし、ゆっくりと指の力を抜いた。床に落ちた禁書が重い音を立てるのと同時に、彼女は崩れ落ちるように膝をつく。

「……私の勝ちよ、蓮。これで長老会も、私も、すべて終わり」

彼女が呟いた瞬間、地下室の壁に刻まれた古い紋章もんしょうが、禍々しい赤紫色の光を放ち始めた。本を手放したことで、皮肉にも「所有者の絶望」をトリガーとする真の滅びの術式が起動してしまったのだ。

蓮は素早く銃を holster に収めると、呆然とする蘭の腕を強くつかんで引き立たせる。

「くそっ、最初からこれが狙いか! 蘭、走れ! 過去の清算は生き延びてからだ!」

地響きと共に天井から瓦礫が降り注ぐ中、二人は崩壊へと向かう暗黒の迷宮を駆け抜けた。背後からは、すべてを飲み込もうとする光の濁流だくりゅうが迫っていた。

もう一読いただきまして本当にありがとうございました。、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ