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第17話〜本当の結末
書かせていただきました。いよいよ エピローグに一段と近づきます。苦情を終えることはできるのでしょうか。ご一読いただけましたら光栄です。
「……私の命が、必要……?」
蘭の唇から、かすれた呟きが漏れる。禁書の冷たい感触が、まるで彼女の復讐心を凍りつかせるかのように指先から体温を奪っていく。
蓮の言葉は、彼女がこれまで信じ込もうとしていた「敵と味方」の境界線を残酷なまでに叩き壊していた。妹を殺したのは長老会。だが、自分がここで本を開けば、それは彼らの望み通りの筋書きを完成させる最後のピースになる。
「嘘よ……そんなの、信じられるわけが……!」
拒絶の言葉とは裏腹に、蘭の体から力が抜けていく。懐中電灯の光が床を大きく揺らし、二人の影を不気味に歪めた。
蓮は銃口を下げない。ただ、引き金にかかった指に、かすかな、だが確かな躊躇いの色が滲む。
「信じろとは言わない。だが、お前がその本を開けば、1分後にはこの地下室ごと『反逆者の処分』として爆破される。……それが、奴らの用意した本当の結末だ」
励みになっていただきまして誠にありがとうございました。エピローグ 近くです。よろしくお願い申し上げます。




