16/22
第15話〜試してみるか?
書かせていただきました。これが終わり次第 少し休憩させていただきます。再びもう一度送りいただけましたら幸いです
「……だったら、このまま飼い殺しにされて死ねって言うの!?」
蘭は一歩、蓮の構える銃口へと踏み出した。懐中電灯の光が激しく揺れ、二人の影が地下室の壁に巨大に蠢く。
「今動かなければ、弟は次の満月の夜に『儀式の生贄』として引き渡される! どのみち殺されるなら、私は一縷の望みに賭けてあの老いぼれたちの喉元を食い破りたい!……蓮、あなただって長老会に妹を殺されたでしょう!? なぜ奴らの犬に成り下がっているのよ!」
蓮の瞳の奥に、猛烈な暗い炎が宿った。引き金にかかった指の震えが止まる。それは迷いが消えたからではなく、圧倒的な絶望をねじ伏せた証だった。
「……犬じゃない。俺は、これ以上誰も死なせないと決めただけだ」
蓮は静かに銃口を蘭の額へと向け直した。その目は、すでに感情を完全に削ぎ落とした執行人のものだった。
「お前が禁書を開くのが先か、俺の弾丸がお前の頭を撃ち抜くのが先か。……試してみるか、蘭」
暦になっていただきまして誠にありがとうございました クライマックス 近いです よろしくお願い申し上げますを




