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続・シュレディンガーの鴨葱  作者: ネギ愛好家
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会心の一撃

テーマ【戦場】


古びた建物の一室、隠れるように壁に身を寄せる。

焦燥感が俺を苛む。

外の冷たい風が隙間風になって肌を刺す。

アンモニア臭の漂う建物は廃墟のようで、

頭の中で不気味さと切迫感が鍔競り合う。


息を潜ませて、慎重に獲物を手に取る。

震える手が上手く獲物を取り出せない。

焦っては駄目だ。暴発させてしまっては大変危険。


ファスナーを開けてようやく獲物を手に取った。

しかし、まだ撃たない。セーフティーを解除するだけ。

俺はスナイパー。狙った獲物は逃さない。

的が外れたら仲間に迷惑をかける。

だからどんなに急いでいても、焦らない。


標的を中央に。

そして一歩前に。

発射時のリコイル制御はお手の物。

銃身がブレるなんてガキかジジイがすることだ。

大人の俺は、念のためさらに一歩前へ。

もう一度、標的の緑の玉に狙いを定め、

俺は撃鉄を起こした。


――じょろ、じょろ、じょろ


発砲音は思いのほか静か。

誰もいない廃墟に音が響く。


――コロコロ


撃った弾丸は、標的に見事命中している。

銃身のブレもない、綺麗なアーチ。

ミッションコンプリート。


残弾を取り出し、銃身を慎重にしまう。

残った火薬が手に着かないように気をつけろ。


一仕事終わり、水道で手を洗いハンカチで手を拭いた。

トイレから出た俺は、職場へと足を進める。

思わぬロスタイム。


出勤時の尿意は、まさに戦場の如く危険なり。

しかし、トイレは綺麗に使いましょう。


【読了後に関して】

感想・ご意見・ご指摘により作者は成長するものだと、私個人は考えております。


もし気に入っていただけたのであれば、「気に入ったシーン」や「会話」、「展開」などを教えてください。「こんな話が見たい」というご意見も大歓迎です。


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