秘密兵器ってどこまでが秘密なんだろうね
秘密兵器って言うのはどこまでが秘密なんだろうか……
急にどうした? 今言い訳を考えているんだよ
ちょっと助けてくれ……少し時間をさかのぼるぞ
「ダンジョンですの!ただいまですの!」
「この空気ぃ最高だわぁ」
ダンジョン5層へ入ってすぐ、この2人のテンションが上がる上がる
休みの間ダンジョンへ学生は入ることが出来ないから、ダンジョンは久しぶりなんだよな
そんなに待ち遠しかったのだろうか?
「じゃあ、謎岩入るぞ」
そう伝えいつものように謎岩を起動させる
そして、採集と採掘ポイントも出現させると……
ゴゴゴゴゴゴゴ……
「「キャー(ですの)!!」」
最初はかなり怖がっていたのに、今となっては楽しんでいるよ……
あんだけ最初は怖がっていたのにな。なんだか懐かしいよ
「いつも通り散歩キノコから行こうか。」
そう言って各自、謎岩で自分の作業へ移ったんだが、討伐後に問題は発生した
「これは何ですの?」
そう一発目でドロップしてしまったんだよ青色の球体が……
そうこれこそが、秘密兵器なんだ
セシーリアが不思議そうに見つめると、リンドウやカリーも一緒に見るが何かわかっていない模様
「これを知っている人いる?」
「わからん。実は休みの間にキセロとの知識の差を埋めるため、たくさんの書物を読んだが……これは見たことがないな」
「うちもぉ、キレイなビー玉みたぃ」
リンドウはそんなことしていたのか……じゃないよ。しらばっくれるか?
問題が起きそうなら、全力で隠すとしよう
「俺も知らないな…… 帰ったら”よく見”で鑑定してみるよ。何かわかったら教えるね」
それから、いつも通りの散歩キノコ狩りを続けた
さっきの青い球体は2個獲得することが出来た
後はこれに関しては、必要になる時までしらばっくれるか……
「今日はこれくらいで終わりにしようか!」
「仕方ないですの…… さよならダンジョンですの……」
「明日もぉ来るねぇ」
そうして、ダンジョンで解散すると生徒手帳へ連絡が来てたので確認する
ヒスイから連絡があり、相談があると言うのでチームハウスへ向かった
「待ってたよー! ちょっと相談があるんだけど……」
チームハウスへ行くと2チーム目の5人が待っていた
凄く困惑している様子だ……
「どうしたの?」
「まず、このチームのリーダーみたいなのは私がすることになったんだけど、武器が変わったせいか全然上手くいかなくて……」
そうだわ……完全に指示するの忘れてたかも
けど、どのように考えて、試してみたのかも聞いてみよう
しかも、俺のダンジョン攻略を見ているのはヒスイだけだしな
「どのようにやってみたんだ?」
「一応、キセロがやっていたみたいに役割を決めてやってみたんだけど、上手く出来なかったんだよね……」
なるほどね……
恐らくだけど、ヘイト管理が出来なかった感じかな?ヘイトを稼げるスキル持ってないしね
けど、失敗を反省して、言葉にする。それから改善策を出さないと成長しないからな
「上手くいかなかったというのを、言葉に出来る?」
「えっと……ハル君にキセロみたいな盾の役割をお願いしたんだけど、無視して別の人へ攻撃しに行ってしまって……」
真似をしようとはしたんだ……
ダンジョン攻略の方法って授業では地図の書き方なんかは教わるけど、”役割”については教えてくれないからな
そんな中、短いけど俺のやり方を学ぼうとしてくれて、なんか嬉しいよ
「攻撃しようとした人とモンスターの間にハル君が間に入って、何とか防いだって感じだった」
「なるほどな。どのように改善したらいいと思った?」
「キセロのように”挑発”を覚えたらいいかなって思った」
「ちゃんと考えて答え出せたのは偉いね。では2つ解決方法を提案するね」
この方法を打開する方法は正直なんでも有りならいくつかある
例えば、ハルに回復魔法を覚えさせて最初に空打ちさせる……とかね
けど、そんなで解決しても将来的には非常に良くないので今回はさせない
「どんな2つなの?」
「まず1つ目はヒスイの言っていた通りだな。そして2つ目はメイ君だ」
「私?」
前髪がかかって、あんまり目が見えないメイなのに、驚きすぎて目が開いているのがわかったよ
そんなに驚くことあるんだ……
「メイに盾役は厳しいですよ!親友として許可できません!」
「待て待て。誰もメイに盾を持たせるとは言ってない。召喚士を目指すんだろ?モンスターを盾にしたらいい」
「モンスターを……?」
モンスターは一体ずつしか召喚出来ない。なので、召喚したモンスターによって役割が変わる
実は採集が得意なモンスターなんかもいたりするので、メインからサブまでなんでもこなせる
今回は、盾役に使ってしまおうってことだな
「そうだ。最初の頃は召喚したモンスターが言うことを聞いてくれない……なんてこともあるかもしれないが、何でも出来る」
「何でも……?」
「まあスキルポイントの関係で全部を召喚出来るようにはならないが、メインの役割は全部こなせるようになるよ」
かなり細分化されているせいで、全部を召喚出来ないというか、レベル10まで育てることが出来ないが正解だな
レベル10じゃなくてもいいんじゃないか?と思われるが下のランクのレベルが10じゃないと習得できない縛りがあるからな
つまり、低級を召喚出来ないのに、上級を召喚できるようにならないでしょ。ってことだ
「スノーラビットは……?」
「大好きだな!?支援がメインで、回復も少し出来るって感じだ」
「なるほど……」
真剣に悩んでいるが、このパーティに必要なのは回復と盾だ。
両方とも絶対に必要なものだ。それを今日中に決めておかないと明日以降スムーズにいかない
「ハルはどう思ってる?盾役としてやっていきたいか?」
「出来ればやっていきたいです。ですが、チームバトルで活躍出来そうですか?」
「気になるのはそっちなんだ…… 盾役はチームバトルで活躍出来るぞ。絶対に要所で倒れない不沈艦なんて最高に目立つと思わないか?」
そう盾役のメンバーはキングの前に置いておいて、迫りくる敵のMPを出来るだけ削る。
そして、弱ったところを攻撃役のメンバーが仕留める。
そうやって試合が大きく動いた瞬間の中心に盾役がいる……カッコよくないか?
「それは凄いですね!めっちゃカッコいいと思います!」
「だから、自信を持って盾役を全うしてくれ。そしたら、メイの召喚は回復役のモンスターにするのはどうだ?」
「回復役……?」
どんなパーティでも、盾と回復は必須だ。
攻撃役一辺倒で行けるのは格下相手のみだ。しかし、格下では経験値が足りない
レベルを上げて物理で殴るで解決は出来ないのだよ
「そうだ。回復役。」
「何を召喚するの……?」
「回復モンスターはミニフェアリーだな」
「フェアリー!? 可愛いの……?」
「そこかよ!? 可愛いと思うぞ。多分」
ゲームの時には本体より周りをの光が強かったイメージのせいで、あんまり顔まで覚えていない
けど、フェアリーなんて名前なんだから可愛いだろ!たぶん
「うん。じゃあ召喚したい」
「よし、じゃあ召喚出来るようにしよう」
「私、ポイント残ってない……」
「ポイント以前の問題だ。今習得している魔力アップと器用さアップは召喚士をするなら邪魔になる」
召喚士はどんな役割でも出来るようになるけど、取らないといけないスキルが多いんだ
だから、ポイントを無駄になんて出来ないんだよ……
「どうするの?リセットなんて出来ない……」
「そう思うだろ? しかし、ここからは秘密だ。全員絶対、秘密にすることは出来るか?」
俺の真剣な顔に皆、緊張が走る……
実はチームハウスへ来る前にオルクス教官とアーテー教官にバッタリ会ったから、青い球体を見せてみたんだ
「これなんだと思います?」
「知らん。ビー玉で遊んでいる暇が貴様にあるのか?」
「すみません…… ダンジョンでドロップしたものなのですが、知らないので教官に聞いてみたんです」
「あら。ダンジョンで?知らないわね」
「知らんな……。よく見で確認しろ」
「そうしてみます。ありがとうございます。」
という感じで、経験豊富なオルクス教官とアーテー教官が知らないのだ。
この世の中で知られていない可能性が大いにある
まあ、取得条件が特殊だからな……知られていなくても仕方ないんだよ
「それは何が秘密なんですか?」
「これからスキルポイントをリセットする方法を伝授する。しかし、その方法に関しては知られていない。よってこれに関することは全部秘密にして欲しい」
「わかったよ! それは誰に使うの?」
「これを使うのは、一人はわかっていると思うが、メイだ。召喚士はシビアなポイント振りが必須なんだ。そして、2人目はカイだ」
正直、他にもスキルリセットした方がいい人はいるけど、まずはこの2人だ
毎度見ていただいてありがとうございます
もし良ければ感想など教えてください




