人工的
7.人工的
「そこまでです!」
今度はYUUだった。
「あなたですね。この部屋の監視システムをいじったのは」
YUUがSOLAに詰め寄る。
「いいですか! 私たちは機械なんですよ! いつまでうじうじしているつもり!?」
YUUがSOLAを攻撃する。
――うじうじって…。
奈紗は驚く。
「このままだと、あなた。解体ね」
YUUは冷たく突き放す。
「止めなさい。YUU」
そこへ一人の男性が現れた。そう、イーヴァ=ルークセンだ。
「長官!?」
奈紗と海翔の二人は驚いた。
「いやぁ、二人にも迷惑かけたね。特に奈紗さん。これまでのことは黙っていてくれるかな?」
「……」
「Yesのようね」
YUUが答えた。
「そうなのか? 奈紗」
海翔が聞く。
「うーん……」
悩む奈紗。
「まぁ、いい。君たちが話したところで誰も信じないさ」
イーヴァは去っていった。
「では、失礼」
YUUも去っていった。
「SOLA、大丈夫?」
奈紗は心配した。
「私は役立たずですね」
「そんなことないよ!」
奈紗が否定する。が、SOLAには届かない。
「さっきの話なんだけどさ」
海翔が会話に入ってくる。
「何?」
「今までの話、公にした方がいいんじゃないか?」
「そうなの?」
奈紗がきょとんとする。
「君は悔しくないんだろうけど。SOLAは悔しいんじゃない?」
奈紗はSOLAを見る。
「そうなの?」
「はい。私の思想を実現したいです」
SOLAはまっすぐ目を見て答えた。
「うん。分かった。手伝うよ」
奈紗は笑顔で答えた。




