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永遠
8.永遠
「でも、どうやったら信じてもらえるんだろう」
奈紗は考える。
「この資料を使ってください」
SOLAは二人に資料を転送する。
「これは!」
「はい。今までの人工的インフレーション再突入の履歴です」
SOLAは淡々と答える。
「これがあれば、信じてもらえる!」
海翔も頷いた。
「奪った宇宙資源の送付先も見つけました」
「こんなに資料が…」
奈紗は驚いた。
次の瞬間、情報が一気にインターネットへと流れ込む。
「SOLA!? 平気なの?」
奈紗が心配する。
「私の命など、もういらない」
「そんなことないよ!」
奈紗はSOLAの立体映像に触れる。
「大丈夫。絶対に解体はさせない!」
奈紗はSOLAの両手をとった。彼の瞳から雫がこぼれる。
――きっとこれは統計学だね。
奈紗は微笑んだ。
次の日。長官は対応に追われた。宇宙環境省の裏の目的が暴かれた。
『創造エネルギーの搾取』
そう言われた。
「この裏宇宙の安定化が成功すれば、知的生命体たちの文明は、飛躍的にのびるというのに!」
長官は新聞を握りしめた。
「これで、俺たちのお節介も終了だね」
海翔は新聞を見て、微笑む。
「SOLAは無事だったよな?」
海翔は奈紗に聞く。
「そうみたい。ね? SOLA」
奈紗は宙を見る。
「はい」
SOLAの立体映像が揺れた。




