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上層部の隠蔽
4.上層部の隠蔽
「おはよう」
奈紗は仕事場へと通勤してくる。もちろん、海翔も。
「おはよ。実は調べたことがあって」
海翔が耳打ちしてくる。
「何?」
奈紗も耳を寄せる。
「君のあの論文を品評したのは、この宇宙環境省の長官でもあり、宇宙帝国大学の教授のイーヴァ=ルークセンらしい」
「え!?」
奈紗は驚いた。
「どうやって調べたの!?」
「協力者は私ですが?」
背後から声がした。奈紗は振り向く。すると、そこにはSOLAの姿があった。
「SOLAが?」
「えぇ」
「でも、どうして?」
「ふふっ」
SOLAの立体映像が揺れた。
「私のためですよ」
「へ?」
「ふふっ。私の個人的な思想のためです」
「あぁ、そういう意味…」
奈紗は困惑した。
「では、話はここまで。お仕事の時間です」
二人はSOLAに大量の資料データを送られた。
――ひぃぃぃ。
奈紗と海翔は対応に追われた。




