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120.憮然とした恵理

 昼休憩、恵理と翔太は綾先生に呼び出された。水泳の時間に起きた事件についてだ。本来は恵理の水泳中の生徒たちの反応をモニタニングしていたのだが、里中美咲のイジメ行為が発生したため、こちらの方がメインだった。ただ、この場には美咲はいなかった。彼女の反応は想定内であったがイジメといえる行動の分析をしていた。


 「やっぱり里中さんは機械嫌いなんだよね。事前の身辺調査で父親がAIシステムの導入で失職し、それがきっかけで家庭が崩壊したからね。まあ、想定内だけどね」


 綾先生は感想を述べていた。それに対し恵理は憮然とした態度だった。ロボ娘にされて不満なのにイジメっ子にやり込められたからだ。


 「そんな機械娘と一緒に授業を受けさせるのが悪いのよ! 綾先生! 嫌ですよ、また一緒にやるのは!」


 恵理は足を組んでいた。そんな風に組んでいるとパンツが丸見えになるじゃないかと翔太が視線をそらそうとしたけど、下着を穿いていないのでドキッとしていた。もっとも恵理の外骨格は見たことあるので色っぽさは感じなかった。


 「そうよねえ、先生はそんな機械嫌いの里中さんを次に機械娘に改造するつもりなのよ! まあ、準備ができたら明日にでもね!」


 そんな事をさらっという綾先生は鬼畜だと翔太と恵理は感じた。

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