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119.事件勃発

 プールから上がる時に事件が起きた。余程悔しかったのか里中がプールから上がろうとする恵理を妨害したのだ。それを見た大島先生は注意したが、わざとではないと主張して切り抜けてしまった。そのあとの事は恵理によればこんな風であったという。


 更衣室に戻った恵理は水着を脱いで全身をバスタオルで拭っていた。機ぐるみは完全防水なので吸気口をのぞけばそれで十分だった。そこに里中が立ちはだかった。さっきの事を謝ると思ったが違っていた。彼女なりの不満を表明したのだ。


 「あんたねえ、ロボットなんでしょ! 大人しくプールサイドで座っておればよかったのに何で参加したのよ! 生意気! 機械のくせに!」


 そういって、恵理のバスタオルを引っ張っていた。ここには先生はいないので少々ちょっかいを出してもばれないだろうと安心したかのような態度だった。全ては大勢の人間に伝わっているともしらずに。



 それに対し恵理は無視していた。ここで言い争いをしても何ら建設的な内容にならないと分かっていたから。すると里中の態度はエスカレーションし、恵理の下着を流しに入れてしまった。当然下着は濡れてしまった。それに対し恵理は濡れた水着が入っていた袋に下着を入れると、ノーパン・ノーブラのままで制服のブラウスを着用していた。それには周囲にいた生徒の誰もが唖然としていた。

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