15話 なかよし
私たちは牛乳を飲んだ後、街を散歩していった。
「うーん、ここに住むのも悪くないかもしれないね、けれど別荘に住んでるからね、引っ越す気になれないね」
「だねぇ」
「そうか、私の街に住む気はないのね、でも少しだけ顔を出してくれるだけありがたいよ」
その時、後ろから機械が動くような音がした。
「あらら、嗅ぎつけて来ちゃったのかな、後で来てよヴァレリア」
そこにはアニメでよく見る人型ロボットがいた、よく見ると人がひょっこりと見ていた。
「だってさ、人食い魔族が来てるんだったら見に来ないわけないじゃないか」
「私は見世物じゃないぞ、食べるぞ」
「えぇ?食べて見せてよ」
その人は服を脱ぎ始めた。
「おいおいヴァレリア脱ぐな脱ぐな」
「え?食べるんでしょ?」
「ヴァレリア、とりあえず脱いだ服を着ろ、一応民衆の前だ」
ヴァレリアさんは脱いだ服を渋々着た、そしてロボットから出てきた。
「いいじゃないの、脱いでても、それで、この子があのクソ王国に追い回されている子か、大丈夫か?」
「一応、無事だけれどね」
「そういえば聖騎士団はどうなったのかと思ったよ」
「うーん、円卓の17騎士に入ってたから何とか抜けてきたよ」
(円卓の17騎士ってのは何だろう?)
「ねぇ、その円卓の17騎士って何のことなの?」
「私含む17人の集まりだ、ろくでもない話もするけれどね」
「そうそう、明日のご飯とかね」
本当にろくでもない話を話していることに私はあんぐりしていた
「本当は強いんだけどね」
そう言っていると空が暗くなっていった。
「おや、もう夜か、クソに捕まる確率が高くなるから私たちが送るよ」
「助かるよ、ルナ、行くよ」
ルナはまんじゅうを食べていた。
「どうした?」
「それって、シモンのまんじゅうか、おいしいんだよね、さて、ヴァレリア、乗せてね」
「わかったけど、体重大丈夫か?」
その言葉に私含む3人の視線が集まった。
「それ、女子の前で言ってるの?」
「あー、いや……その……早く乗らんかいアホンダラ!」
やけくそになっている、それだけの重圧だったのかな?
「おー、動いてる、これの動力って、なんだっけ」
「これか?魔重石だ。一応だけどな、最近材料の採掘量が少なくなっていってるんだ」
「あれって量産できたのね」
「ああ、魔王の魔力が注ぎ込まれて出来るんだ、どうして採掘量が減ってるんだ?」
そして私たちを家に送り届けた後、マリーさんたちは街に帰っていった。
「ルナ、楽しかったね」
「あのまんじゅう、お土産で買ってきちゃった」
そしてそのまんじゅうは住民に配られ皆ハッピーになったとさ。
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