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サンゴ
ーー冒険者。
それは何よりも“自由”を愛する者たち
種族、国、思想、血筋......それまで楽しく酒を酌み交わしていた友を、拒絶してしまえる壁。
広い世界を偏見なく見られる純粋な瞳を濁らせる壁。
そんな壁を疎い、自由を謳った者たち。
そんな彼らを支援する冒険者組合には、大原則があった。
“自由には責任が伴う”
勿論、細かい規則を作ることだってできた。
でも、規則を疎い、自由を渇望して行動した彼らが、そう簡単に“規則”という響きに納得するなんて誰も信じなかった。
組合は、依頼人と冒険者を繋ぎ、互いに良い結果を得られるようにする。
依頼人は確実な達成を得、冒険者は確実な報酬を得た。
開設当初は、組合抜きで話を進める冒険者も多かった......いや、今も居るだろう。
けれど、組合というセーフティネット抜きで進められる依頼は、あまりにもリスクとリターンが大きかった。
彼らは、野蛮で、自由奔放で、制御不能。
けれど、誰しもが“自由”への渇望を持っていた。
俺はそんな“奴ら”が......誇りだった。




