2021年02月四分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者:勇者のお世話係。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
暗黒騎士 :プニプニの扱いが完璧な勇者の強敵。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
冒険者ギルド:冒険者にクエストを紹介する組合。及びその建物。
ギルド長 :冒険者ギルドの長。
定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋
料理方 :勇者の定宿兼食堂の料理担当。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
依頼人 :クエストを頼みにきた人。
【千里眼 勇者と冥王】
「大変です!勇者と冥王が接触しました!」
主は千里眼の報告に驚いた。
「すぐに視覚共有を!」
「はっ」
そして冥界にいるプニプニ勇者を見て呟く。
「この前、勇者の話をした時は興味ないって言ってのに…」
「羨ましいですね」
遠地にいる主と千里眼には叶わない夢だった。
【新米剣士と暗黒騎士】
「暗黒騎士、俺に稽古を付けてくれ!」
新米剣士の頼みに暗黒騎士は少しだけ付き合う事にした。プニプニ勇者の力を借りて稽古を始める。
「まずは勇者を包み込むように抱っこして、重心を合わせる」
「分った!」
「わかた」
(それは剣じゃ無くて託児の稽古だよ)
と従者は思った。
【抱っこ拒否】
「訓練の為に、今日はずっと勇者を抱っこしてクエストする!」
新米剣士の宣言に、従者が苦笑して言う。
「難しいと思うよ」
「大丈夫だって。勇者、抱っこだぞ!」
「やー」
「何でだ?」
「ありゅくの」
「歩くのか?」
何故ならプニプニ勇者は自分で歩くのも好きだからである。
【夜中の目覚め】
従者は夜中に苦しくなって目が覚めた。しかし原因は分かっている。
「やっぱり…」
プニプニ勇者が寝ながらコロコロ移動して、従者の胸の上でスヤスヤ寝ているからだ。
勇者を移動させてしまえば済む話だが、もし起こしてしまえば今度はしばらく寝ないだろう。だからどうしようか悩んでしまう従者だった。
【夜中の食堂】
夜中に目が覚めてしまったプニプニ勇者を連れて、従者は食堂に向かった。いつも何人かの冒険者が屯しており、料理方がいればホットミルクを作ってくれるからだ。
「おいちー」
「飲んだら寝ろよ、勇者」
「早く寝ないと明日眠いぞ」
そして勇者の睡眠を気に掛けてくれるのだった。
【抱っこのポーズ】
「あ、勇者様が抱っこのポーズをしてる」
「只の万歳じゃないの?」
「万歳はもっと腕が上なんだけど、抱っこのポーズは少し横に広がっているんだ。このポーズをしている時は抱っこしないといけないんだよ」
元気良く両手を挙げているプニプニ勇者の説明を新米狩人にする従者だった。
【勇者案件】
「ぜひ、勇者にお願いしたいのですが」
依頼人は冒険者ギルドの長にそう要望した。
「美食の街か」
「美味しいお菓子も多いです」
「食べ過ぎが心配だな」
(何の話だろう?)
その意味不明の会話は、先程から周りでチョロチョロしているプニプニ勇者の心配だった。
「ぼーけん」
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