↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
64/353

2021年02月参分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者:勇者のお世話係。


忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

探偵    :とりあえず事件を解決してくれる人。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


冥界の人形 :冥王から貰った人形。

パン職人  :街のパン屋さん。

【緑流刀】

「プニプニ殿、廊下に緑流刀(りょくりゅうとう)が落ちていた也よ」

「りょーりゅーとー」

 忍とプニプニ勇者の会話に出てきた聞き慣れない言葉に、冒険者たちは何事(なにごと)かと視線を向けた。しかしそこには枝(えだ)をブンブンする勇者がいるだけだ。

 緑流刀(りょくりゅうとう)、勇者のお気に入りの枝(えだ)であり、名付(なづ)けたのは忍である。



【強風】

「そっと」

 プニプニ勇者が外に遊びに行きたがったが従者が止めた。

「今日は風が強いから、勇者様はピューって飛(と)んでっちゃいますよ」

「そうよ。勇者ちゃんは小さいから飛(と)ばされちゃうよ」

「吹(ふ)き飛(と)ばされるぞ、勇者」

「お?」

 何故か風で飛(と)んでいく心配ばかりされる勇者だった。



【探偵 仰向け】

 プニプニ勇者がムッという顔(かお)で床に仰向(あおむ)けになっていた。

「勇者はおやつをねだったのに叶(かな)わなくてふてくされているのだよ」

 探偵が解説する。

「いつもなら騒ぐが今は眠気が勝(まさ)っている状態だ。ではどうするか?簡単さ」

 そう言って探偵は勇者に毛布を掛け、勇者はそのまま眠った。



【冥界の人形】

 プニプニ勇者はお気に入りの冥界(めいかい)の人形を、考古学士に見せに行った。

「みてー」

「変わったお人形さんだね。夜中に顔を覗(のぞ)き込(こ)んできて、目(め)が赤くなってトゲトゲの歯を見せて笑いそう。私も欲しいなー」

 そんな事になったら怖いと思ったが、口(くち)には出さない周りの冒険者たちだった。



【勇者のパン】

 様々(さまざま)なパンを作っている街のパン屋。そこに「勇者のパン」はあった。

「これを食べると勇者になれるんですか?」

「そうじゃねえ」

 パン職人は笑って答える。

「ゆうちゃ、きたよー」

 そう、このパンの正体は柔らかくて少し甘味のあるプニプニ勇者用のパンなのだ。

「おいちー」



【パンのベッド】

「大きなパンでベッドですか?」

「勇者の小ささなら寝転(ねころ)がれると思うんだ」

「美味しそうですね」

「だろう?」

「でも勇者様なら、そのベッド食べちゃいますよ」

「食べちまうか」

 アグアグとパンを食べているプニプニ勇者を見ながら、パン職人と従者は他愛無(たあいな)い会話をするのだった。



【たいちょぱない】

 プニプニ勇者は新しい言葉を覚(おぼ)えた。それは「たいちょぱない」である。

「勇者様、抱っこします?」

「たいちょぱない!」

「それは“大丈夫じゃない”って意味ですよ、勇者様?」

「たいちょぱない!」

 覚(おぼ)えたての言葉を言いたいだけで、意味までは理解していない勇者なのだった。

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。