2021年02月弐分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
射手 :凍撃の矢と恐れられている冒険者。勇者大好き。
考古学士 :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。
魔技師 :新しい魔法を作る技師。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
闇帝 :闇の力を使う統治者。
どうでもいい顔の犬:闇帝の飼い犬。
封印師 :封印する事を生業にしている者。
図書館長 :厳格な性格の図書館を管理する人。
冥界の人形 :冥王から貰った人形。
【魔技師 テクテクの魔法】
プニプニ勇者の所に魔技師がまた遊びに来た。
「勇者よ、足音がテクテクになる魔法を受けよ!」
「お?」
勇者は呼ばれたのかと思い、テコテコと近寄る。
「テコテコ?それでは魔法が成功したのか分らんぞ?」
「う?」
そんな事を言われても勇者にはどうしようもないのだった。
【寒い日の楽しみ】
凍てつく寒さの中を歩いてきた考古学士が宿屋兼食堂に入ると、プニプニ勇者が近寄ってきた。
「ちべたい?」
この時「冷たい」と答えると、冷たいものに頬っぺたくっつけたがる勇者は、暖炉でホカホカに温まった状態の頬っぺたを、ギュッとしてくっつけてくれるのだった。
「至福」
【どうでもいい顔の犬】
「お前たちの相手など、私がするまでもない」
闇帝はそう言うと後ろに控えていた何かを呼んだ。それはご飯でも散歩でも遊びも求めず、呼ばれたので来ましたと言う表情をしている犬である。
(最高にどうでもいい顔をしている犬だ!)
「わんー」
プニプニ勇者は犬と遊んで帰った。
【図書館の掟】
「図書館ではお静かに願います。騒がしいと本たちが不機嫌になりますからね」
厳格な図書館長は、プニプニ勇者と従者にそう告げた。
「しーですよ、勇者様」
「しー」
短時間なら大丈夫だと思った従者に、追い打ちがかかる。
「それから飲食は禁止です」
(ここには絶対入れない!)
【冥界の人形】
プニプニ勇者は冥王から貰った人形がお気に入りである。だから一緒に冒険しようと人形を持ってきた。
「いっちょ」
「勇者様、人形さんは危ないからお留守番してもらいましょうね」
「おりゅすぱん」
それは呪いから持ち主を守る呪い返しの人形だが、その力を示せる日はまだ来ない。
【お手伝い】
「勇者、好きなようにお絵かきしてね」
「おえきゃき」
封印師の手伝いで、プニプニ勇者は楽しそうにグニャグニャな線を石壁に描いていく。しかし途中で飽きてきてしまった。
「手形ペタペタでもいいよ」
「ぺたぺた!」
これは魔物を封じる作業だが、全くそう見えないのだった。
【贈物祭】
いつもの席にいた射手に、プニプニ勇者がトコトコと近寄ってきて何かを差し出す。
「これは何だ?」
「あげゆ」
それは菓子だったので射手は驚きの声を上げる。
「プニプニ、腹でも痛いのかッ!?」
「日頃の感謝です」
贈物祭なので冒険者たちにお菓子を配っていただけだった。
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