2021年03月壱分
ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
考古学士 :ダンジョン迷子センターの探索スタッフ。方向音痴。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
冥界の人形 :冥王からもらった人形。勇者のお気に入り。
ダンジョン迷子センター:迷子になった冒険者を保護してくれる有難い施設。
近衛兵 :勇者を探してくれている城の兵。
聖獣 :街で大事にされている聖なる獣。
子聖獣 :この前生まれた幼い聖獣たち。モフモフ。
聖獣官 :聖獣の世話をする官職。
【ゴールド会員】
「新米剣士くん、もう少しでゴールド会員だね」
ダンジョン迷子センターのスタッフに言われ、新米剣士はそれが何か尋ねた。
「迷子になった回数が一定数になると迷子の達人として認定される。それがゴールド会員さ」
そしてゴールド会員第一号はプニプニ勇者である。
「ぎょーるど」
【伝説の迷子】
「迷子の達人の上には、迷子の名人、そして伝説の迷子が存在するんだ」
ダンジョン迷子センターのスタッフの言葉に、新米剣士は衝撃を受ける。
「俺、伝説の迷子を目指す!」
「目指さなくていいんだよ」
思わず止める新人狩人と従者だった。
「でんてちゅ」
迎えが大変だからだ。
【人形の飾り付け】
「勇者ちゃんの人形を飾り付けしよう!」
考古学士はプニプニ勇者のお気に入りである冥界の人形を、花の飾りや菓子などで彩った。
「お人形さんもニコニコだよ」
「にゅこにゅこ」
しかし冒険者たちは思った。
(何故か邪神の祭壇に見える…)
考古学士の感性は独特なのである。
【探し方】
「店主、勇者を見なかったか?」
「そんな人はいなかったよ」
近衛兵が去った後、従者がやってきた。
「店主さん、プニプニを見ませんでしたか?」
「あっちで遊んでるよ」
「ありがとうございます!」
「じゅー、いた」
プニプニ勇者は、プニプニで探す方が直ぐに見つかるのだ。
【モフモフの中心】
「聖獣の子らを森に移動する也か」
「何も無いと思いますが警護をお願いします」
聖獣官からの依頼を、プニプニ勇者、従者、忍は受けた。
「ところでプニプニ殿はどこ也?」
「モフモフの中心です」
「もっふー」
子聖獣は相変わらず勇者の周りでモフモフの塊なるのが好きだった。
【モフモフの術】
「これはモフモフの術也!」
モフモフの術、それはプニプニ勇者の「もっふー」の一声でモフモフの子聖獣が集まり、モフモフによって勇者が見えなくなる現象である。
「術なんですか?」
従者が忍に尋ねる。
「子聖獣に好かれるのも立派な力也」
忍はモフモフの塊を見て断言した。
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