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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
62/300

2021年02月壱分

ツイッターで投稿しているプニプニ勇者の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニな幼児な勇者。

従者:勇者のお世話係。


忍     :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。

道化師   :ふざけてばかりの冒険者。

新米剣士  :空回り気味だが頑張っている冒険者。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。

冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。


定宿兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋

料理方   :勇者の定宿兼食堂の料理担当。


ダンジョンの白い犬:警備犬の兄弟犬。賢く穏やかな性格もそっくり。


二人の冒険者:ダンジョンで7日間迷っている冒険者。

見知らぬ冒険者:ある町で射手に話し掛けた冒険者。

【聖豆を撒く練習】

 聖豆(せいまめ)により人や場所を清める行事(ぎょうじ)が近付いていた。

「勇者、練習しよう!」

「れんちゅう」

 プニプニ勇者が聖豆(せいまめ)に見立てた小さな麻袋を()き、新米剣士が拾う。

「その調子だ!」

「ぴゃー!」

 その練習は必要だろうかと思いながら、楽しそうなのでそのまま見ていた新米狩人だった。



【魚の舞い】

 プニプニ勇者が変わった何かを持って踊っていた。

「あれは何?」

(それがし)の里では、(とが)った葉に臭いの強い魚の頭を挿して邪気が近寄らないようにする也」

 勇者の持ち物について忍が説明する。

「へえ。それであの踊りは?」

 踊りは勇者が楽しくてやっているだけで特に関係は無い。


※124年ぶりに2/2が節分の日でした。



【プニプニ様使い】

「最高のプニプニ様使いを勇者に決めてもらおう!」

「分ったのよ」

 新米剣士と道化師の良く分からない遊びがまた始まった。

「どっち、勇者?」

「どっちゅ?」

 プニプニ勇者が選ぼうとした時、従者の声がした。

「勇者様、ご飯ですよ」

「ごっはん!」

 勝負は持越(もちこ)しである。



【二人の冒険者】

 冒険者たちはダンジョンで7日間迷っていた。

「プニプニが見てる…」

(つい)に幻覚が見えだしたか」

「プニプニがくる…」

「今、出口を探すから!」

「白い犬もいる…」

「しっかりしろ!」

「わんー」

 その後、二人とプニプニ勇者は、ダンジョン迷子センターの白犬に救出された。



【元気】

 プニプニ勇者が元気に走り回っていた。

「ぴゃー!」

 この調子ならいつもよりお腹が空くだろうと従者は考え、おやつを多めに用意する。

「じゅー!」

 しばらくして勇者が戻ってきたが、おやつの準備は万端(ばんたん)だ。

「ごっはん!」

 お腹が()きすぎてご飯を要求してしまう勇者だった。



【冒険とご飯】

「今日は冒険か?」

「ぼーけん!」

「良し、帰ってきたら美味(うま)い飯を作ってやるからな」

「ごっはん!」

 料理方の言葉にプニプニ勇者は喜び、クエスト中「ぼーけん」と「ごっはん」を楽しそうに繰り返す。だから冒険者たちも、いつもより気合いを入れてクエストを進めたのだった。



【射手 見知らぬ冒険者】

「あんたが射手か?」

 射手はある町で見知らぬ冒険者から声を掛けられた。こんな時は厄介事(やっかいごと)に巻き込まれる場合が多い。

「あんたに会いたい奴がいるんだ」

「誰だ?」

「二頭身でオムツ姿の勇者」

(プニプニかー!)

「ちゃちゅー」

 偶々(たまたま)近くに来ていたプニプニ勇者と従者だった。

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、ご一読頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、感想など頂けると嬉しいです。

少しでも反応があると励みになります。


こちらはツイッターでほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、ツイッターで #プニプニ勇者 と検索すれば出てきますので、ご覧頂けると幸いです。


まだ続きますので、次回もよろしくお願いします。

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