2026年03月壱分 数える
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
道化師 :ふざけてばかりの冒険者。勇者の遊び相手。
考古学士 :ダンジョン迷子センターのスタッフ。調査班のメンバーだが方向音痴。
本草師 :植物の専門家。
治癒師 :皆の健康を守り治療を生業とする者。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる精霊。眷属は猫。
雪の精霊 :冬に現れる雪だるま型の精霊。猫姿の精霊の知り合い。
冥界の人形 :冥王からもらった人形。勇者のお気に入り。意思があり動く。
議長 :街の会議の進行を管理する者。
街の会議 :街のさまざまな課題を話合い、その方針や施策を決定する会合。定期的に開催される。
【そろそろ】
≪桜の精霊ってそろろそ来る頃だっけ?≫
≪そうだな≫
裏庭で雪の精霊と猫姿の精霊は寛いでいた。
≪久しぶりに会っていくか≫
≪お前はもう帰る時期だろ?≫
≪もう少し居ようと思ってるよ≫
「ゆっきー!」
≪勇者、こっちだぞー≫
何故ならプニプニ勇者と遊びたいからである。
【数える】
「一、二、三」
「いっちゅ」
従者とプニプニ勇者はアイテムを数えていた。
「四、五」
「ふたちゅ」
「六、七、八」
「みっちゅ」
「九、十、十一…」
「いっちゅ」
「勇者様、三の次は四ですよ」
「よっちゅ!」
「あれ、どこまで数えたっけ?」
時々数え直しになる従者だった。
【冥界の人形 古から】
「古文書で面白いものを見つけたの」
考古学士は古文書の写しをプニプニ勇者と従者に見せた。
「ぬんぎょ!」
「勇者様の人形とそっくりです」
そこには勇者の持つ人形と似た絵が描かれていた。
≪懐かしいな、この話≫
冥王から貰った冥界の人形( 意思がある )は古から存在する。
【会議とお絵描き】
「始めるぞ」
議長が会議の開始を宣言すると、一人が止めた。
「お待ち下さい。勇者がお絵描き中です」
「うー、おー、ゆー」
プニプニ勇者は紙に何かをグニャグニャ描いている。
「勇者はお絵描きしながらの参加だ」
楽しくお絵描きする勇者と一緒に会議を進める議長たちだった。
【ジャンプ】
「勇者、ジャンプして跳び越えるのネ」
道化師は小さな段差にピョンと跳び乗った。
「ちゃんぷ!」
プニプニ勇者も真似をしてピョンピョンする。
「ちゃんぷ!」
それを近くで見守る従者は思った。
(ほとんど地面から離れていない!)
勇者のジャンプの高さはほぼ地面である。
【育つ薬草】
「勇者様、植木鉢を見ましょうか?」
「みりゅ」
従者はプニプニ勇者を持ち上げ、本草師から貰った植木鉢で育つ薬草を見せる。
「勇者様、新しい葉っぱが出てきましたよ」
「はっぴゃ」
「またご飯を作る時に使ってもらいましょうね」
「ごっはん」
この薬草は良く料理に使われる。
【治癒師 春の陽気】
「勇者様の頬っぺたがいつもよりプニプニなんです」
「なるほど。勇者ちゃん、頬っぺたに触るね?」
「ぽっぺ」
従者の話を聞いた治癒師はプニプニ勇者の頬を優しく押して確認する。
「春の陽気でプニプニが活発になってます」
「プニプニが活発に!?」
つまり問題無いという事だ。
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