2026年02月四分 料理の音
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
魔学者 :魔法の力を使って色々な魔具を作る研究者。
考古学士 :ダンジョン迷子センターのスタッフ。調査班のメンバーだが方向音痴。
忍 :大陸にやってきた忍術を使う冒険者。
操印士 :あらゆる印を操る術者。手引書に頼って千万印の塔を攻略中。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :宿屋兼食堂の料理担当。
裏庭 :宿屋の裏にある勇者の遊び場。冒険者たちの鍛錬場もある。
猫姿の精霊 :宿屋の裏庭で勇者を守護してる精霊。眷属は猫。
猫たち :裏庭を集会所にしている街の猫。猫姿の精霊の眷属。
【猫たち 猫の言葉】
「にゃー」
プニプニ勇者は猫たちの前で鳴き声を真似した。
<ゆうしゃはネコのことばがまだまだだな>
<はやくりっぱなネコになるんだぞ>
「にゃー」
それを聞き猫姿の精霊はいつものように指摘する。
≪勇者は猫じゃないぞー≫
やっぱり勇者を猫だと思っている猫たちだった。
※Xに投稿した2月22日は「猫の日」でした。
【土遁の術】
「プニプニ殿、伏せる也」
「ふちぇる」
忍はプニプニ勇者に隠れる方法を教えていた。
「周囲に溶け込む色の布で全身を覆う也」
「おーう」
「隙間から辺りを窺う也」
「ばあー」
「それだとかくれんぼ也」
近くにいる冒険者たちは思った。
(布で遊んでいるようにしか見えない!)
【料理の音】
ジャブジャブ。
「ちゃぷちゃぷ」
トントントン。
「とんとんとん」
ジャッジャッジャッ。
「じゃじゃじゃ」
ジュ-。
「じー」
グツグツ。
「ぐつぐつ」
プニプニ勇者は料理方の作業を見るのが好きだ。
「できたぞ、勇者」
「てきた!」
その後で美味しい料理を食べるのも好きだ。
【プニプニ談義 理由】
「勇者様は何故こんなにもプニプニなのでしょうか?」
「頬っぺたがプニプニだから?」
「ぷーぷー」
「手も足もプニプニですよ?」
「ぷーぷー」
「お腹も背中もプニプニです」
「ぷーぷー」
プニプニ談義をする魔学者、考古学士、従者と、参加しているつもりのプニプニ勇者だった。
【抱っこ係】
「新米剣士くんが抱っこって言ったら抱っこですよ」
従者はプニプニ勇者にそう伝えると新米剣士に抱っこ係をお願いした。
「勇者、抱っこだ!」
新米剣士の言葉を聞き勇者がしがみ付く。
「だっこ!」
「抱っこされるのは勇者だぞ?」
勇者は自分が抱っこする方だと思っていた。
【操印士 壁】
「壁と床しかありませんね」
操印士と従者は無地の壁を見つめた。
「壁のどこかに仕掛けがあるはずです」
手引書を見ながら操印士は辺りを見渡す。
「あ、勇者様が壁にくっついています!」
「かぺ」
「そうか!壁にくっついて探せば良いんです」
そして壁にくっつく三人だった。
【真っ暗】
「勇者、この先は真っ暗だから気を付けろ」
「まっきゅら!」
戦士の言葉を聞いたプニプニ勇者がそのまま歩き出したので慌てて止める。
「真っ暗だから迷子に気を付けろって意味だぞ」
「まーご?」
「お前は抱っこな」
「だっこ?」
不思議そうな顔の勇者を抱っこする戦士だった。
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