2025年11月壱分 秋のクルクル
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
料理方 :宿屋兼食堂の料理担当。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
東門の司 :礼儀正しい東の門を守る者。
魔技師 :新しい魔法を作る技師。何故か勇者に懐かれている。
【謎の能力】
「ごっはん!」
食堂で遊んでいたプニプニ勇者は、突然、出入口の柵にくっついた。
「どうしたんですか、勇者様?」
従者が近付くと同時に扉が開き、料理方が入ってくる。
「勇者、おはよう」
「ごっはん!」
(何で分かったんだろう!?)
謎の能力で料理方に気付く勇者だった。
【勇者の帽子】
「冒険の時、勇者はいつもこの帽子を被っているけど、何か理由があるの?」
新米狩人が尋ねると、従者はプニプニ勇者に帽子を被せながら答える。
「この帽子が勇者様のお気に入りだからだよ」
「ぼーし」
実は魔法効果付きなのだが、お気に入りである事が重要な勇者の帽子だった。
【お絵描きの集中】
「勇者、絵を描いてるのか?」
「む……」
戦士はテーブルに並んだ落ち葉をお絵描きするプニプニ勇者の隣に座る。
「赤い葉に…」
「ゆ……」
「黄色の葉もあるな」
「にゅ……」
勇者様はお絵描きの時、集中し過ぎてしゃべらなくなるが、皆、分かっているので気にしないのだった。
【東門の司】
「お会いできて光栄です、勇者」
東門の司はプニプニ勇者と初めて顔を合わせた。
「伺ってはおりましたが、プニプニなお方ですね」
「ぷーぷー」
「そして、ジャジャーンとしています」
「ちゃちゃーん」
「それとも、テテーンでしょうか?」
「てれーん」
勇者の印象は色々である。
【秋のクルクル】
「今日も勇者はクルクル回って遊んでいるな」
主は千里眼の視聴共有でプニプニ勇者の動向を見守っていた。
「良く見て下さい、主」
千里眼が注意を促す。
『くゆくゆー』
「あ、両手に落ち葉を持っている!」
「秋のクルクルです!」
「秋のクルクルだな!」
また和む二人だった。
【丸い菓子 月を見ると】
「昨日は大きな丸い月で…」
「つっきー」
「へー」
従者とプニプニ勇者と料理方が話している内に、おやつの時間になった。
「勇者、おやつは何が食べたい?」
「つっきー」
「この前の丸い菓子が気に入ったのか?」
空に浮かぶ丸い月を見ると丸いお菓子が食べたくなる勇者だった。
※X投稿日(2025年11月6日)の前夜がスーパームーンでした。
【魔技師 リンゴ】
「勇者よ、赤くて丸い果物が食べたくなる魔法を受けろ!」
魔技師がまた新しい魔法をプニプニ勇者に見せに来た。
「もうリンゴを食べてたのか?」
「りゅんご」
「それなら別の日に試すか」
しかしこの時期はリンゴがおやつの事が多いので、中々試せないのであった。
「おいちー」
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