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プニプニ勇者140字小説  作者: 屑屋 浪
311/325

2025年11月壱分 秋のクルクル

X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。


【登場人物】

プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。

従者    :勇者のお世話係。


戦士    :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。

新米狩人  :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。


宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。

料理方   :宿屋兼食堂の料理担当。


千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。

東門の司  :礼儀正しい東の門を守る者。

魔技師   :新しい魔法を作る技師。何故か勇者に懐かれている。

【謎の能力】

「ごっはん!」

 食堂で遊んでいたプニプニ勇者は、突然、出入口の(さく)にくっついた。

「どうしたんですか、勇者様?」

 従者が近付くと同時に(とびら)(ひら)き、料理方が入ってくる。

「勇者、おはよう」

「ごっはん!」

(何で分かったんだろう!?)

 謎の能力で料理方に気付く勇者だった。



【勇者の帽子】

「冒険の時、勇者はいつもこの帽子を(かぶ)っているけど、何か理由があるの?」

 新米狩人が(たず)ねると、従者はプニプニ勇者に帽子を(かぶ)せながら答える。

「この帽子が勇者様のお気に入りだからだよ」

「ぼーし」

 実は魔法効果付きなのだが、お気に入りである事が重要な勇者の帽子だった。



【お絵描きの集中】

「勇者、絵を描いてるのか?」

「む……」

 戦士はテーブルに並んだ落ち葉をお絵描きするプニプニ勇者の(となり)に座る。

「赤い葉に…」

「ゆ……」

「黄色の葉もあるな」

「にゅ……」

 勇者様はお絵描きの時、集中し()ぎてしゃべらなくなるが、皆、分かっているので気にしないのだった。



【東門の司】

「お会いできて光栄です、勇者」

 東門の司はプニプニ勇者と初めて(かお)を合わせた。

(うかが)ってはおりましたが、プニプニなお方ですね」

「ぷーぷー」

「そして、ジャジャーンとしています」

「ちゃちゃーん」

「それとも、テテーンでしょうか?」

「てれーん」

 勇者の印象は色々である。



【秋のクルクル】

「今日も勇者はクルクル回って遊んでいるな」

 主は千里眼の視聴共有でプニプニ勇者の動向を見守っていた。

「良く見て下さい、主」

 千里眼が注意を(うなが)す。

『くゆくゆー』

「あ、両手(りょうて)に落ち葉を持っている!」

「秋のクルクルです!」

「秋のクルクルだな!」

 また(なご)む二人だった。



【丸い菓子 月を見ると】

「昨日は大きな丸い(つき)で…」

「つっきー」

「へー」

 従者とプニプニ勇者と料理方が話している内に、おやつの時間になった。

「勇者、おやつは何が食べたい?」

「つっきー」

「この前の丸い菓子が気に入ったのか?」

 (そら)に浮かぶ丸い(つき)を見ると丸いお菓子が食べたくなる勇者だった。


※X投稿日(2025年11月6日)の前夜がスーパームーンでした。



【魔技師 リンゴ】

「勇者よ、赤くて丸い果物が食べたくなる魔法を受けろ!」

 魔技師がまた新しい魔法をプニプニ勇者に見せに来た。

「もうリンゴを食べてたのか?」

「りゅんご」

「それなら別の日に(ため)すか」

 しかしこの時期はリンゴがおやつの事が多いので、中々(ため)せないのであった。

「おいちー」



※お読み頂き、ありがとうございます!

楽しみにしてくださっている皆様も、初めての方も、お読み頂き、ありがとうございます!

気に入ったものがございましたら、ブックマーク、評価、いいね、感想など、少しでも反応を頂けると励みになります。


こちらはX(旧:Twitter)でほぼ毎日更新しております。ご興味がありましたら、#プニプニ勇者 と検索してくださると嬉しいです。


次回もよろしくお願いします!

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