2025年11月弐分 納得のモコモコ
X(旧:Twitter)で投稿しているプニプニ勇者の140字の物語です。
【登場人物】
プニプニ勇者:二頭身でオムツ姿のプニプニで幼児な勇者。
従者 :勇者のお世話係。
戦士 :勇者のクエストのメンバー。戦闘が得意。
新米剣士 :空回り気味だが頑張っている冒険者。
新米狩人 :冒険者になったばかりの若者。しっかり者。
神官 :独特の言い回しをする神職。悪霊を祓う力を持つ。見た目より親しみやすい。
緑流刀 :勇者のお気に入りの木の枝。
冒険者たち :冒険を生業とする人々。勇者と共にクエストをする事が多い。
宿屋兼食堂 :勇者や冒険者たちが冒険の拠点にしている宿屋。裏庭がある。
砦長 :奥地の砦を守る者。
山の領主 :勇者に助力を頼んだ山を治める者。
千里眼と主 :勇者の動向を探る二人。遠地にいる。
警備兵 :街の警備をしている者。警備犬の飼い主。
白い警備犬 :賢く性格の穏やかな警備の仕事をしている犬。ダンジョン迷子センターの白いスタッフ犬の兄弟。
【説得のプチャニャモ】
「ぷちゃにゃもー」
「勇者もこう言っています。ご一考下さい」
プニプニ勇者を抱っこした砦長が山の領主を説得する。
「砦長、勇者は何と言ったのだ?」
「“プチャニャモ”です」
「“プチャニャモ”か…さて、どうするか…」
「ぷちゃにゃもー」
勇者の言葉と内容に関係は無かった。
【寒い日の暖炉前】
「勇者はまた暖炉か?」
食堂に来た戦士は従者に挨拶するとプニプニ勇者を探した。
「ぱちぱち」
勇者は遮蔽柵にくっついて暖炉を見つめている。
「勇者様だけじゃないですけどね」
暖炉の前には冒険者たちが屯っていた。
「俺もあっちにするか」
寒い日の暖炉前は人気である。
【おやつの時間】
「到着!」
「おやつの時間に間に合った?」
「これからだよ」
「ちゅんまいっち!ちゅんまーりょ!」
食堂に駆け込んできた新米剣士と新米狩人を、従者とプニプニ勇者が迎える。
「急がなくても二人の分は取っておくのに」
「一緒の方が美味しいから」
理由に納得する従者だった。
【緑流刀 増える】
「りょーりゅーとー!」
プニプニ勇者は両手に緑流刀を持って遊んでいたが、新たな緑流刀を見つけ動きを止めた。
「じゅー、もってー」
そんな時は従者に預かってもらう。
「また枝を見つけたんですか?」
「えっだ」
緑流刀は勇者のお気に入りの枝の名前で、こうして増えていく。
【納得のモコモコ】
「勇者様、暖かい服装にしましょう」
「むー」
寒いと従者によりプニプニ勇者はモコモコにされる。
(厚着し過ぎじゃないか?)
モコモコ過ぎる勇者を冒険者たちは見守っていた。
(でも寒いしな)
(体が冷えたら大変だ)
今回は冒険者たちも納得のモコモコである。
「むあむー」
【千里眼 リンゴ】
<りゅんごー>
「勇者は今日も美味しそうにリンゴを食べてるな」
「はい」
主と千里眼は視聴共有でプニプニ勇者の動向を探っていた。
「主、私、リンゴを用意しました」
「何!?」
「勇者と一緒にリンゴを食べましょう」
「うむ」
休憩時間、おやつにリンゴを食べる二人だった。
【警備犬 冬毛の量】
「わんー!」
ワウ!
冬服のプニプニ勇者と冬毛の白い警備犬を見ながら、警備兵と従者は寛いでいた。
「勇者もモフモフだな」
「警備犬さんのモフモフには敵いませんけど」
「冬毛の量が多くて暖かい日は暑いみたいだよ」
「そんなに!?」
白い警備犬の冬毛はモッフモッフである。
【神官 健康を願う儀】
「健康を願う儀をタリャーと行います」
「たやー!」
神官とプニプニ勇者が儀式を始める。
「ササーンと歩き、ゴッゴゴーと手を打ち合わせて音を鳴らし、ナナナーンとお辞儀です」
「ちゃちゃーん!ごーごー!にゃにゃーん!」
意味は分からなくても神官の真似が楽しい勇者だった。
※Xに投稿した2025年11月15日は「七五三の日」でした。
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