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俺を異世界に飛ばした美少女巫女が、ウー○ーと○郎を貪り食ってふっくら戻ってきた ~コンビニケーキから始まる戦国異世界生活  作者: 蜜朗
第2章:ふっくら巫女と推しの制服 〜現代フードで野盗を手懐ける村おこし〜

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第38話 誇り高き武士の復活と、職人のプライド

「平太殿!! もはや重ね重ねの言葉では、とても済まされぬぞ。俺は、俺はもう一生、貴殿に尽くすと心に決めた!!」


「だから、尽くすとかそういう重苦しいのはいいって言ったじゃないですか……。まあ何はともあれ良かったですね、これで堂々と山を降りて、もう野盗なんてやらなくて済むでしょう」


 そう返すと、朝秀さんは「それだけではない!」と、いい大人のくせにまたボロボロと大粒の涙を流し始めた。


「賊を免じられただけでなく、まさか再び武士としての職を与えられるなど……これが、これがどれほど嬉しいことか……! 我ら全員、これから佐藤殿に仕える『家臣』となる所存だ!」


「いやいやいや。だからそういう主従関係みたいなのナシで……」


「いや、ダメだ! 武士にはどうしても、絶対的な『主人あるじ』が必要なのだ! 俺たちが誇り高き武士でいるために――頼む、俺たちの主人あるじになってくれ!!」


(あははは……。そう言う感じのガチなノリになっちゃうわけね……)


「分かった、分かったよ。そこまで言うなら、お飾りの主人あるじくらいなら引き受けますよ……」


 歓喜に震える朝秀さんの姿を横目に、去りゆく名主たちの背中を見送る。


 ……そういえば、一緒に来ていた親方、結局一言も喋らなかったな。本当に何しに来たんだ?


 そんなことを思っていると、不意に背後から、ぶっきらぼうなダミ声がかけられた。


「おい平太! お前、またとんでもねえことをしでかしてくれたな」


 振り返ると、腕を組んだ親方が、やれやれと言わんばかりにあきれ顔で近づいてくるところだった。


「あははは、親方。まあ、不可抗力というか、俺はただ流されただけですよ」


 親方は俺を軽く小突くと、まだ感極まっている朝秀に向き直った。


「おい、大井と言ったか。お前らが山を降りて住むための家だが……安心しな、この俺がまとめて建ててやる。明日から早速作業を始めるから、お前らのところからも手空きの人間を何人か出せ」


 親方の突然の発言に、今度は俺が目を丸くした。


「ちょっと待って、親方! 家を建てるって……そのための資材とか、お金とかはどうするんですか?」


 すると親方は、煙管に火をつけながらニカッと豪快に笑った。


「そこは心配いらねえよ、全部権左衛門持ちだ。あの野郎、『自警団ができるんなら、家の数軒分なんて安い買い物だ』ってよ!」


(おいおいおい、なんだよ権左衛門! どこまで男前なんだよ!)


 権左衛門のあまりの太っ腹っぷりと仕事の完璧さに、感謝を超え感激していると、視界が突然システム画面に切り替わった。

 さらにウィンドウがポップアップする。


 ─────

【荒地の共同開墾と、山の賊のリクルート】

 クリアボーナスとして、以下のスキルが支給されます。


 リサイクル

 ─────


 えっ? 何それ?


 事前に全く聞かされてないんだけど……。システムのバグかなんかか?

 それとも、俺のあずかり知らぬところで何か進行しているのか?


 しかも報酬が「リサイクル」って。また現代っぽいものを……。


 とりあえずはまあいいか。スキルの件はあとでゆっくり調べよう。


 遠くから聞こえるユキホたちの賑やかな笑い声を聞きながら、俺は湧き上がる確かな手応えと共に、半透明のシステム画面をそっと閉じた。


 さて、さっき権左衛門が去り際に言った言葉の意味って……。


 やつらをまとめるのは平太殿? 責任は重大?


 やっぱそういうことだよな……。

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