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なんでこっちを見るの?

《そういえば、クラスの女子が中谷君と修学旅行は同じ班になりたいって騒いでたけど・・どこが良いの?確かに明るいし、クラスのムードメーカーだけど恋愛目線で一度も見たことないんだよな〜》


って、急に中谷君の人気を1人で分析し始める私がいた。

今回の修学旅行で同じ班は中谷くんと私を含めて6人。

中谷くんは誰とでも喋れるし、どの人と班になっても問題ないんだろうけど・・

女子は意外とめんどくさい。

そして、更にめんどくさいのがクラスのトップリーダー的な女子、そう、坂田 みどりと同じ班。

結構仕切るタイプ。

そして、もう1人はそのトップリーダーの手下・・

南 奈緒。

私は全くといって良いほど2人とは仲が良くはない。

と、いうより喋った回数なんで両手に収まるぐらい。

2人はもちろん同じ班で大盛り上がり。


《絶対楽しくない修学旅行になるよなー。それだったら高熱でも出て家でゴロゴロしてた方がマシだよな、、》


なんて、また余計な事を考えてしまった。


「中谷くん、行きたいところないの?ってか入り口で一緒に写真とろーね!」


《あ、前から思ってたけど、坂田さんはやっぱ中谷君が気になってるっぽい?めっちゃ推しが強い。笑》


1番端の席から2人の様子が気になる私。

もう心の中で作文用紙一枚分ぐらい書けるほどの分析結果が頭にうかんでいます。


「写真?しゃーねーな!一枚500円な!」

ってサラッと返す中谷君のコミュニケーション能力も

大したもんだと思うことも多々。


でも、なんだか私以外は盛り上がってる感じで・・

ちょっと置いていかれてるような空気も少し辛い。


顔だけ話し合いの方に向けて、話を聞いているふりでなんとかこの時間を終えたいところ。


「ってかさぁ、まずは仲間と写真撮る予定だし!」


《???》


《なんて言った?私?写真?》


中谷くんの突然の言葉が急に耳に入ってきた。


「なんで私じゃないのよ!!」


って少し不機嫌そうに言い返した、坂田さん。


「ってか、お前ら2人で盛り上がりすぎ!仲間も俺たちと同じ班だろ?みんなで楽しくなるようにしっかり話し合おうや!」


いきなりの引き寄せられような発言にびっくりして、

思わずおもいっきり目が開いた。


「仲間さん行きたいところないの?見たいところとかさぁ!」


中谷君の発言には力があるのか説得力があるのか、急に女子2人が私に詰め寄ってきた。


「いや、、私は特に・・・」


とっさにでた言葉がこれだった。


「仲間もどんどん言いなよ!お前も楽しそうにしてほしいからさ!」


《なんで、私の名前を急にだすの?なんか自分でもよくわからない感情になっちゃうじゃん。》


とりあえずよそ見するのはやめて、話し合いにしっかり参加しようと思った。

すると中谷くんが、何かの合図をしたのかと思うような笑顔で目を合わせてきた。


《ん?なんかいま・・変な気持ちかも。》


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