私の気持ちとは裏腹に。
やっと終わった。。
なんとなく時間が過ぎた中に
すごく、変な気持ちとドキドキ感があって
帰りもすごくモヤモヤしてる私。
中谷くんが私のこと・・?
そんなわけない!とわかりつつ、
私の名前が中谷くんの口から何回出たんだろう?
今までそんなに接点あったかな?
16時30分・・
夕焼けが綺麗。
なんかぼんやり歩くけど、今日は家がすごく遠い。
いつもは明日も学校だなぁとか、そろそろテストが近いなぁとか、考えることなんて決まってる。
今日はなんか違う・・
そういえば、修学旅行の前にテストだ。。
最近、授業も難しくなってきたし
集中して先生の話を聞かないとついていけなくなりそう。。
塾も増やそうかな・・
正直、算数と社会なんてほとんど理解してないかも。
好きな人を作ったり、恋をしてる場合じゃないんだけど・・
でも、今日はちょっと考えちゃう。
なんか、色々思い出しちゃう。
「おーい!」
パパだ・・
ケーキ屋さんの箱を持って、大きく手を振ってすごく笑顔だ。
《何か良いことあったのかな。あれはあそこのケーキ屋の袋じゃん。結婚記念日?》
パパがこっちに近づいてくる。
「今日は早く仕事が終わったから、久々にケーキ屋の前を通ったら食べたくなってさぁ!!」
珍しいなぁ。パパがケーキ屋さんかぁ。
誕生日もクリスマスもママがいつも予約して買いに行くのに。
明日は雨でも降るのかな?なんてね。
「モンブランが好きだったよな?ちゃんと唯のケーキはモンブランにしたからな!!帰ってたべよう!」
「あ、、うん!ありがとう」
パパと一緒に家に入った。
「ただいまー!」
ママがキッチンから走ってきた。
「おかえり!あら?ケーキ?どうしたの?誰に?」
すごく嬉しそうな顔でパパに聞くママ。
「もちろん、みんなで食べるために買ったんだよ!夕飯の後に食べよーな!」
「珍しー!!パパが!?そんなこともあるのね!」
クスクス笑いながら私の方を見た。
「ね!明日は大嵐だよ!」
と、言っといた。
すると、突然ママが
「今日ね、梨花ちゃんが名前はわからないけど同じ学校の男の子と手を繋いで歩いてたわよ。なんだか超ラブラブな感じ!2人でニコニコ話してたから声をかけるのはやめといたわ!」
梨花ちゃんは私の幼馴染。
すっごく仲が良いわけじゃないけど、すれ違ったら手を振るぐらい。
2人で遊んでいたこともあるけど、6年生になる前の春休みが最後だったような。
すごく優しくて、私なんかとは比べ物にならないぐらいお友達も多くて、女子からも大人気!
彼氏なんだろうけど、出来てもおかしくないし、
とにかく見た目も清潔感があってすごく可愛い。
《同じ学校だから、私も知ってる人か。梨花ちゃんモテるからなー。いつか歩いてたら見かけるだろうしどうでもいいや。》
そんな気持ちで一旦部屋に行ってスマホチェック。
Instagram見て・・
X見て・・
TikTok見て・・
いつもこの繰り返し。
今時の小学生はスマホでSNS巡りは当たり前。
Instagramのストーリーズに梨花ちゃんがアップしてるのを見た私。
梨花ちゃんとは一応Instagramはフォローしあってるけど、ほぼやりとりは無し。
いいねは押すけど、そんなにじっくりは見ない。
ただ、、、
さっき梨花ちゃんの話がママから出たからなんとなくストーリーズを押してみた。
《え?梨花ちゃんと・・》
思わず二度見した私の目に映ったのは・・
まさかの中谷くん。しっかり手を繋いでる。
そしてツーショット。
え・・・そうなの?




