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インベンションマン|Invention-Man  作者: 黒珈|くろこ


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84/87

episode 083

 数日間は、何事も無く過ぎていった。


 決戦は週末と踏んでいた春都達は、ここで気を抜くことなく、それぞれの役割に邁進していく。

 そして木曜日、異変があった。


 陣取りゲーム式に調査を進めていた男子新聞部員の一人が、学園多摩19番地近くで不自然なものを発見した。


「キャップ」

 彼は、冬流を無線で呼び出す。

『何だ?』

「旧小学校って、何階建てでしたっけ?」

 目の前にたたずむ建物を見やって、彼は聞いた。

 それは、廃校になった小学校の校舎で、敷地内にあるのだが、未だに取り壊されていない建物だった。

 当然、周りは雑草が深く生い茂り、夜でなくても何か出そうな雰囲気を持っている。


『え、5階じゃないのか?』

「そう、ですよね」

 受け答えをしている男子部員の語尾が、微かに震えていた。


「何かの間違いでしょうか? どう見ても4階しか無いんですよ」


「……19―Eに人を回せ」

 男子新聞部室に居る冬流は、素早く部下に告げると手元の黒電話を取った。

 無造作にダイヤルをプッシュする。


『はい、南朝御殿』

「大本営の左尾だ、至急成田御前を頼む」

『……その言い方はやめろと言っただろ!』

 ややあって、くすくす笑いながら後輩に電話を取り次がれたらしい夏純が、不機嫌そうな声で出て来た。

『それで、何かあったのか?』

「ああ、学園多摩19番地の小学校が1階分沈んだらしい」

『……嘘?!』

「見に行くか?」

『とーぜん!』

 夏純はそう言うと、電話を切って部室から飛び出して行った。

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