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インベンションマン|Invention-Man  作者: 黒珈|くろこ


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82/88

episode 081

 日曜日に起こった事件の影響で、たまみらい学園には多くのマスコミが詰め掛けていた。


 ここに来て、ようやく学校側は事態を深刻に受け止め、捜査への全面協力と向こう一週間生徒の放課後外出禁止を決定した。

 勿論、特進クラスもである。


「何よ、うっとーしいわねぇ」

 2年B組の石川絵理花は、自分の後ろにべたーっとくっ付いている愛唯を見て言った。


「私服刑事よりよっぽどいいでしょう?死にたくなかったら大人しくしてください」

 彼女の愚痴を無視した愛唯は、一段と表情を引き締めていた。


 次のターゲットは、7人に絞られていた。

 夏純の命令で、対象者は女子新聞部メンバーが徹底的にマークしている。

 学校側には無許可であったが、先日の事件を目の当たりにしていた彼女達は、しぶしぶボディーガードを黙認していた。


「ここまで固めておけば、犯人から何らかのアクションがあるハズね」

 作戦指令室となった女子新聞部部室『南朝御殿』に陣取っている夏純は愛用の木刀をシュッと振り翳した。

「各自、持ち場を再チェック。何かあったらすぐに報告しなさいッ!」


 一方、男子新聞部室『大本営』では、大きく引き伸ばされた拝島のモンタージュ画像をバックにした冬流が、インカムへ指示を飛ばしていた。


「Bの15、異常はないか?そのまま2ブロック移動せよ」

 彼の秘書を務める1年生の部員が、長机に広げられた学園見取り図に引かれた細かい枡目を塗りつぶしていく。

「鼠一匹見逃すんじゃないぞ。たまみらい男子新聞部員の男気を見せるんだ!」


 同時刻、技術準備室では春都が巨大なヘルメットを被り目を閉じていた。

 どれくらい経っただろうか。

 小さな電子音が響いて、フェイスカバーがパカリと開いた。


『ドオ、新シイそふとハ?』

「ああ、いい感じだ」

 ハイクオリティな催眠学習で上級ヨガ教室の講義を受けていた春都は、軽く伸びをすると再びカバーを閉じた。

「続けていくぞ、実戦カラテのプログラムを頼む!」

『リョウカイ』

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